我が息子、慎太郎と裕次郎 石原光子 (著) 青志社 (2022/8/10) 1,650円

石原慎太郎裕次郎兄弟の人生の素地を作った母、光子と父、潔。

二人が手をたずさえて注いだ息子への愛情と信念と情景を、母光子が描いた作品です。

昭和を代表する人気作家・政治家と、人気スターの知られざる素顔と、その子育てについて、厳しくも愛情豊かに書かれた本書は、時代を越え普遍性をもっていまも心に届きます。

時代が変われど、決して、変わらないものがあるのです。

新装復刊にあたり石原家の全面協力によりアルバム秘蔵写真厳選48点も掲載しました。

子どもというものはおもしろいもので、同じ兄弟でも、ずいぶん個性のちがうことがあります。私どもの場合は、兄のほうは素直な順応性をもち、弟の裕次郎は反逆的といいますか、小さいときから、自分の思うことはどうしても通してしまう、というところがありました。(略)

しかし、私はそのような裕次郎を見て、将来が不安だなどと感じたことは一度もありません。むしろ、意志が強くたくましい人間になるのではないか、と内心感じていたほどです。
だいじなことは、同じ兄弟でも個性の違いを見分け、その個性を育ててやることではないでしょうか。 石原光子(本文より)

カバーに使った写真は、昭和12年(1937)秋、小樽市の日和山灯台へ一家でピクニックに訪れた時に、父潔さんによって撮られたものです。

慎太郎さん5歳、裕次郎さん3歳の秋の日の一葉です。

右が裕次郎さん、左が慎太郎さん、言いようのない愛おしい写真です。潔さんは兄弟の後ろ姿の写真を多く残しています。

 

※本書は石原慎太郎、裕次郎兄弟の「子育て」について、母・石原光子さんが出版した『おばあちゃんの教育論』を、石原慎太郎さんのご逝去に伴って改題、復刊したものです。

「母が語る事は人生において考えさせられる事が多く、読んだ事により改めて教育とは何かを勉強になります。お子さんを持っている若い親の方にはぜひ、読んで頂きたい1冊になります。また、石原裕次郎さんのファンの方には初めて見る写真もあります。文字も読みやすい大きさです。」


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