私にできるすべてのこと 池辺葵 (著) 文藝春秋 (2021/3/24)

AIが人の仕事を奪うだなんて誰が言ったのだろう。

『プリンセスメゾン』の池辺葵、SFへの挑戦!

『繕い裁つ人』や『プリンセスメゾン』で、社会の同調圧力に屈せず孤高の道を行く女性を描き、熱い支持を集めてきた著者の新境地。

大量生産から20年、ヒト型AIが世界中で廃棄される中、少女・和音は喫茶店で働いていた。人とAIが共に暮らし、交錯する中できらめきを見せる、命あるものたち――。

誰かを、何かを愛しく思うのは、ヒトの特権ですか?

池辺葵(いけべ あおい)
2009年デビュー。同年より、『繕い裁つ人』(講談社)の連載を開始する。14年、『どぶがわ』(秋田書店)で第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。この年、『プリンセスメゾン』(小学館)も連載開始。18年、『ねぇ、ママ』(秋田書店)で第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。ほかの代表作に『かごめかごめ』(秋田書店)、『雑草たちよ 大志を抱け』(祥伝社)などがある。現在、『FEEL YOUNG』(祥伝社)で『ブランチライン』を連載中。

「今一番大好きな漫画家さんで、発売を心待ちにしていました!日付が変わると共にkindleにダウンロードされ一気に読了。池辺さんが描くAI。期待を裏切りません。どうしてこんなに揺さぶられるのか。」

「人間の勝手な理由で回収されていくAIのお話。まわりの色々なものを大切にしようと思わせられました。池辺さんの作品、本当に大好きです。」

「本作を読んで感じるのは、やはり「心」などという総合的な機能などなくても、すべてのものには、どこかで「感情」的なものがあるのではないかといった、そんなアニミズム的な感覚だ。とは言え、一方で私は、徹底した無神論者だから、神も仏も魂も無いと思っているし、同様に「心」といったものも、たぶん無いと思っている。」


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