祇園会 佐伯泰英(著) 光文社 (2021/3/10)

非情な運命に襲われる、二つの町の人々。

命をかけた総力戦へ!

江戸・吉原で、評判の遣り手らが不可解な辞職をし、相次いで姿を消した。

異変の臭いを嗅いだ四郎兵衛ら会所の面々は、その企みの背後を探ろうとする。

一方の京では、ひと月続く華やかな祭礼、祇園会が始まった。

祇園囃子の響く中、幹次郎は、新たな刺客からの脅迫と攻撃に直面する。

大切な町を守るため、総力戦ともいえる戦いが幕を開ける。

慟哭必至のラスト!

「衝撃的すぎる展開にこの後、どーやって続けていくのか…京都の難題は根源を断ったと取れない気がしますが…いちげんさんお断りの祇園で、よそ者の幹次郎が短期間に認められるのが目的だったのでしょうか?そして結局幹次郎がいなければ、吉原にふりかかる困難に手も足も出ず…って言いたかったのでしょうか?次へのステップ足掛かりになったんでしょうか?最後の方は目を疑う出来事にやりきれませんでした。物凄く重大な出来事がすごーく端折って書かれていたので、新たな局面の中で詳細が書かれていくのだろうと思います。次巻まで悶々と過ごしたいと思います。」

「この作者さんは、面白いのだけれど、最後の詰めというか物語の締めくくり方が甘い気がする。密命も居眠り磐音も空也シリーズもモヤモヤ感の残る終わり方だったので心配です。古着屋総兵衛は新旧とも良かったけどね。やっぱり安心感があるのは酔いどれ小籐次かな(笑)」

「作者なのか出版元なのか分からないが、漢字のフリガナが独特では?”拝見”にフリガナは必要?”生稚児”にフリガナはないの?私の漢字のレベルの問題ではあるが…」


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