わたしは薬草で世界を救いたい
ベトナム戦争で父が浴びた枯葉剤のために骨格異常で生まれた少女は幼少期に右足を切断。
やがて医学を志し、研修先のアマゾンで薬草に魅せられる。
新薬を求めて世界中をまわり、科学者として母として苦闘する半生を自ら語る。
『薬草ハンター、世界をゆく』(原書房)
医学民族植物学者(素敵な肩書だ)・カサンドラ・リア・クウェイヴさんは新薬の基になる植物を探し世界を猟歩する情熱的な薬草ハンター。人類を脅かすかもしれない病・不確定な未来の為に”資金”を調達し冒険をする。その胆力に感服して知る。彼女は義足なのだ。 pic.twitter.com/aSuODkqwV7— MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 【茶屋町】 (@mjumeda) March 27, 2022
【目次】
はじめに
序 章
第1部 自然
第1章 わたしの脚と大自然
第2章 ジャングルへようこそ
第3章 腸内の寄生虫
第4章 偶然の出会い
第2部 感染
第5章 コインランドリー
第6章 フィールドから研究室へ
第7章 赤ちゃんとバイオフィルム
第8章 自分の研究室
第3部 医療
第9章 海のキャベツ
第10章 ビリーはブランコから落ちた
第11章 もうひとりのレオナール
第12章 カサンドラの予言
終 章
謝辞
訳者あとがき
参考資料
注
著者について
カサンドラ・リア・クウェイヴ(Cassandra Leah Quave)
1978年生まれ。アメリカの医学民族植物学者。医学博士号取得。ジョージア州エモリー大学医学部皮膚科学科准教授。同大学ヒューマンヘルス研究センター准教授および植物標本室室長も兼務する。専門は細菌の生物膜形成(抗生物質耐性の原因のひとつ)を阻害する植物の研究。論文多数。先天性欠損症により3歳のときに右下腿を切断。
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