母はなぜ、義母だと嘘をついたのか
明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。
奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。
そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。
急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。
信じがたい話に愕然とするが、医師が持つカルテには、たしかにこの病院で奈緒がつむぎを出産したことが書かれていて――。
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産婦人科医が描く、家族小説。
義母はなぜ、18年間も自らが母親であることを隠し続けたのか・・まだこの世にはないジャンルを切り開こうという、明確な意思をもって書いた作品です。
今後このジャンルが広がればと願います! pic.twitter.com/x7Nuycdw9A— 藤ノ木優 -196℃のゆりかご 3/19発売 (@kyusan_obgy) March 18, 2024
母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。
18年間隠された出生の謎を追う、現役医師作家が描く圧巻の家族小説。
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