少し多めの運動が寿命を伸ばす?
早期死亡リスクが最大約30%低下、最新の研究で健康効果を得るには、週に75分から300分の運動が推奨されています。
それより少し多めに運動に行うと健康リスクがさらに低くなることが新たな研究でわかったのです。
目次
中程度の運動は週600分まで
活発な運動は週300分まで、ウォーキングなどの中程度の運動は週600分までなら、早期死亡を防ぐ可能性があります。
推奨される最低限の運動量以上の運動をすることで、より健康で長生きできる可能性があることが、2022年7月25日付けでアメリカ心臓協会誌「Circulation」に発表された大規模研究で明らかになりました。
ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院の研究者らは、10万人以上が参加したの30年にわたる追跡調査データを基に、自己申告による運動習慣と何らかの原因で死亡するリスクとを比較したのです。
これもMCだけど、高見沢さんの「年齢を重ねることは素晴らしいことなんだと身をもって証明していきたい」って言葉を聞いてから、ああ自分も長生きしたいなって思えたよ。
— tomomiy?????? (@3104hiko) August 20, 2022
死亡リスクは最大で21%低下
ウォーキング、ウェイトトレーニング、自重トレーニングなどの活動は中程度の運動として、またランニング、水泳、自転車、エアロビクスなどの活動は活発な運動としてカウントされました。
アメリカ保健福祉省(HHS)の現在のガイドラインでは、少なくとも週に150分の中程度の運動、あるいは週に75分の活発な運動、またはその両方を組み合わせることが推奨されています。
推奨される最低限の運動量を満たした調査参加者は、運動量の少ない同世代の参加者に比べて、調査期間中に何らかの原因で死亡するリスクが最大で21%低いことが明らかになったのです。
放射線気にするくらいなら、運動不足気にしたほうがいいよ。僕は長生きしたいので、タバコやめたし、酒もほとんど飲まない。 pic.twitter.com/2lhHgI1iQ2
— shimpei (@ShimpeiHMMT) January 22, 2019
推奨よりも長く行うとより良い効果が
それよりも若干よい結果となったのはより熱心に運動した人で、週に150分から300分の活発な運動をした参加者は死亡リスクが21%から23%低くなったことをデータは示しています。
さらに死亡リスクを下げるのは、ウォーキングのような中等度の運動を推奨よりも長い時間行うことで、週に300分から600分の中程度の運動をした参加者の死亡リスクは26%から31%低くなりました。
#短い時間でも効果あり。「週に150~300分の穏やかな運動」、「週75~150分の激しい運動」でも死亡リスクは19%?21%下がる。週に150分なら1日21分程度。1駅多く歩くだけで達成できます♪
— のぶ|きんとれお(筋トレ雄) (@nobusan_inv) August 2, 2022
ネットの声
「30分ちょっとのゆるゆるジョギングを週3ペースで、続けております。望むほどは痩せませんが、許容範囲の体重を維持できています。
体を動かしてたくさん汗をかくと、とても充足感を得られますので、メンタル面でのメリットも大きいのかなと実感しております。」「何事も適度であるのが大事ですよね。個人差もあるから、そこも含めて。ただただ寿命が伸びるのはもはや良いとも言い切れない時代ですが、健康寿命ならば伸びるのは大歓迎です!」
「ランニングを10年以上続けていると、いかにセーブするかという悩みになります。
やはりやりすぎると、体に悪いだろうし、怪我のリスクが増えますし、加減って難しいですね。」