寝方論争に終止符を打ちたい!「うつ伏せ」「仰向け」「横向き」どれがいい?

目覚めたばかりなのに、なんとなく疲れている。

すぐに起き上がれず、気分もシャキッとしない。

よく寝たはずなのに、目の下にはクマができている……などなど、誰でも1度は寝起きの不調を気にしたことがあることでしょう。

1日の3分の1以上を占める眠りの質というのは、私たちが思っている以上に大切にしなければいけません。

この質が損なわれると自律神経が乱れ、いわゆる不定愁訴と呼ばれるイライラ・肩こり・冷え・不安感などに悩まされるそうです。

寝相は消化器官にも深く関わっているため、健康や肌のことを考えたら、いますぐ見直すべき。

リンパを圧迫してしまう「うつ伏せ寝」

疲れていたり、酔って帰宅してそのまま寝てしまうと、この姿勢になってしまうことが多い「うつ伏せ寝」。

この寝方は胸部を始め様々な場所を圧迫するため、リンパがスムーズに流れなくなり、むくみやすくなるとの指摘があります。

そして、長時間 腰が反っている状態は腰痛を誘発するし、さらにはO脚も招くおそれも。

また、顔を押し付けた姿勢が顎関節症や歯並びにも影響するそう。

しかし諸説あり、リラックス度や呼吸の深さは他の寝方よりも大きいとも言われています。

ネットでも話題になった仰向け寝

数年前、手足を広げ、目を閉じて15分深呼吸するだけで数時間眠った時と同じ効果が得られるという健康法がWEBで拡散しました。

そもそも、仰向けは血栓のできにくい健康的な寝方とされており、手足を広げることで放熱を高めて深いリラックス感が得られるのです。

そして、他の寝方に比べると内臓にかかる負担も少なくなります。

また、枕の高さにもよるが、首のシワが最も付きづらい寝方でもあり、エイジングに気を遣って首までスキンケアをしている人にはオススメの寝方です。

しかし、仰向け寝も腰に負担がかかるデメリットがあるそう。

この点を頭の片隅に置きながら、他の寝相とローテーションしてみるのもいいかもしれません。

右と左で効果がかわる横向き寝

横向きと言っても右向きと左向きがあるのですが、大まかに分類すると、右向きの寝方は腸の働きを助け、左向きの寝方は心臓の働きを助けるといわれています。

消化器系の働きが寝ている間に整うというだけあって、健康はもちろん美肌にも効果的な横向き寝。

特に、左側は人間の体を流れるリンパの主要部分が集まっており、その巡りを睡眠中にスムーズに行えるため、デトックスにも効果的です。

もちろん、消化器系の働きを手助けする横向きの寝方にも、片側に負担をかける寝方が顔の歪みやほうれい線が濃くするなどのデメリットがあるため、これも注意が必要です。

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3種類の寝方をご紹介しましたが、どの寝方にも諸説あり、メリット・デメリットも様々です。

この中で、特に自分のリラックス感を高められる寝方に出会えることを願いたいもの。

また、眠りの質を高める方法は寝る姿勢だけでなく、アイマスクや耳栓を使用することでも得られます。



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