「世界陸上卒業」の織田裕二が青島刑事から抜け出せない沼

「言動が不謹慎」とクレームもあったが…織田裕二「世界陸上」卒業。抜け出せない青島刑事の“沼”

「やればやるほど深みにはまっていくんです。この沼から抜け出すのか、今回で、と思うとちょっと寂しい」

発言が大炎上

そう語ったのは1997年から「世界陸上」(TBS系)のMCを務めてきた織田裕二(54)。

7月24日、オレゴン大会の閉幕と共に大会MCを卒業しました。

「2007年の大阪大会の男子100m決勝で発した『地球に生まれてよかったー!』を筆頭に、『今日は寝られないよ!』『事件はパリで起きています!』など名言・珍言を残してきた。ただ、13年の大会前に日本陸連から『言動が不謹慎だ』とクレームがあったと報じられ、以降は勢いが落ちてきていました」(放送記者)

しかし、今大会はその口を“封鎖”できなかったのです。

「女子400mハードルで優勝した新婚の米選手・マクローフリンに『もうこれ以上、やることない。すぐ子供産んじゃうんだろうなー。妄想が止まりません』と謎の発言をして大炎上しました」(スポーツ紙デスク)

こうした発言も含め、世界陸上を象徴する存在となった織田ですが、MC就任以降はドラマの出演ペースも視聴率も低迷を続けていた。

“青島カラー”を払拭すべく様々な役に挑戦したが…

19歳で7万人のオーディションを勝ち抜き、映画「湘南爆走族」でデビュー。

91年、「東京ラブストーリー」(フジ系)のカンチ役でブレイクすると、「踊る大捜査線」(同)の青島俊作刑事役で主演俳優の仲間入りを果たしました。

しかし…。

「“青島カラー”が強くなりすぎ、それを払拭するように商社マンや教師役として様々なドラマに出演。映画では『椿三十郎』にも挑戦したが、三船敏郎と比べられ、興行成績は芳しくなかった」(演劇関係者)

さらに演技に対してもアツすぎるほどストイックで、

「若い頃に学んだ『人から役をもらうだけじゃなく、こっちから何をしたいか言わなきゃダメ』という信念を実践。台本に口を出すこともあれば、役作りのため楽屋に籠り、撮影が遅れることも。共演者泣かせとして有名になった」(同前)

出演ドラマが低迷

そんな織田をフォローしたのは、「踊る大捜査線」のSP版が3作連続で視聴率20%を突破するなど貢献してきたフジテレビです。

「18年に米国の大ヒットドラマを原作にした月9の『SUITS/スーツ』で、主演の敏腕弁護士役を用意。織田はシリーズ化に意欲満々だったが、20年のシーズン2は平均視聴率8.5%と伸びず、続編は未定に。以後、地上波ドラマ出演はありません」(芸能デスク)

私生活では42歳で12歳下の元モデルと結婚し、14年に長男が誕生。

家族のためにも青島刑事という“沼”から抜け出し、俳優として「帰ってキター!」と叫んでほしいところです。

ネットの声

「織田裕二のお陰で陸上競技が注目されるようになった部分もあると思うので、貢献度は高いと思います。
それに役者としてというより、人として情熱を持ってストイックに仕事をできる大人はかっこいいと思いますけどね。
共演者は大変だと思うけど、熱量の違いもあるんでしょうね。」

「相棒みたいに、続編どんどんやればいいと思う。
役者でなかなか当たり役を経験できる人なんていないのだから、織田さんくらい、確固たる地位を築いた役者なのならば、現役の立場を守る気持ちもわかるが、踊るの続編をやれば、新人役者の発掘にも貢献するわけで、飽きられたら飽きられたで、織田さんの次なる役が開けてくると思います。
長い人生、私から見れば織田さん、贅沢な悩みだなぁ、、羨ましい!」

「織田さん頑張ったと思う。畑違いのお仕事は大変だったと思いますよ。
お疲れ様でしたとエールを贈りたいです。
確かにここ数年はもがいているように見えました。俳優が当たり役に巡り会うのは、一生で何回も無いと思うんです。
織田さんは「東京ラブストーリー」や「踊る大捜査線」と、今まで年齢に見合った当たり役に恵まれました。
だからこれからは、いぶし銀の素晴らしい役に巡り会うと思っています。
主役にこだわらなくてもいいと思う。重厚で存在感のある織田裕二を見せて欲しいですね!」

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