さだまさし 映画制作で背負った約35億円の借金「銀行が貸したってことは返せるんじゃない?って」
シンガー・ソングライターのさだまさし(70)が7月9日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。
自作の映画で背負った膨大な借金について語りました。
目次
借金返済で働きまくった?
コンサートで日本人最多記録更新中で前人未踏の4537回を記録している、さだまさし。
回数が増えたのは映画「長江」(1981年)の制作で背負った借金を返済するためだったそう。
「僕個人の借金は正味28億円ですね。(トータルで)金利入れたり、諸々ことを考えたら35~36億円」と苦笑。
日本のルーツを探る中で「中国をじっくり歩きたい」と中国での撮影を敢行したといい、
「持っていくんだったら、35ミリだよね、12、3台あれはできるよね。100万フィート回したんですよ。中国空軍使って空撮してますから」
と多額の費用がかかった理由を明かしたのです。
10代から、さだまさしさんが好きな私。当時の友人からは、暗いって??
コンサートでは年上のお客様ばかりでした。
でも、トークが楽しくて暗さは微塵もない??ずっと、あのコンサートの楽しさを、夫と分かち合いたかったんだよね??
夫がコロコロ笑う横で、懐かしい曲たちを聞く。
素敵な夜でした??— ヨンヨン (@yonyon860186) July 11, 2022
30年で完済
「奇跡的な中国を撮ってるんですよ」としながらも
「しょうものもいっぱい撮れてます。劉備の尿瓶って出てきましたからね。劉備の尿瓶が出てきた時はカメラマンとじっと目を合わせましたね。カメラマンが“撮ります?”って。よくあそこまで歩かせてもらいましたね」
としみじみ。
「(費用も)銀行が貸してくれたんですよ。銀行が貸したってことは返せるんじゃない?って思ったんですよ」
と苦笑。
返済までには「30年」かかったそうです。
先週のオリコンアルバムデイリーを見ていて。
佐野元春(66)、山下達郎(69)、吉田拓郎(76)、小田和正(74)、さだまさし(70)、……。
今って昭和何年ですかね?— かのう (@vollmondlicht) July 11, 2022
映画を撮ってなければ
番組MCの「極楽とんぼ」加藤浩次が
「映画を撮ってなければ30何億って金は今、さださんは持ってるわけですよね?」
と投げかけると、
さだは「なわきゃない」とキッパリ。
「作らなきゃいけないから必死で働いて作ったお金。だまってて入ってくるお金だったら苦労しない。もしも借金をしなかったら、あの頃はレコードが売れる時代だったから、めちゃめちゃお金は貯まったと思いますよ。だけど、そのあとにバブルがあったから、僕のことだから、バブルで引っ掛かってますよ、きっと。人にいいように言われて“そうかい?”“じゃあ、やるか!”って」
と笑っていました。
「1本映画撮りたい映画があるんです。これを撮って死のうかなと」とも。
それでも「僕も大人になったので、自前のお金ではやらない」と冷静でした。
ネットの声
「さださんにとってのあの映画は、何だったんだろう。
当時、いろいろ批判もあった。
費用がかかりすぎたのも、経費をかけすぎのせい、とも言われてたと思う。
当時、勢いのあるさださんが、やりたい事をやりたいようにやった、ある意味、いい意味での遊び、だったような気がする。
題材の中国も、自分のルーツへの拘りが強かったようだし、それを、ビジネスに繋げる気もなかった。
かと言って、全部が全部マイナスではないような気がし、今に繋がってるような気がする。
部外者が言うのもなんだが、あれがあったから、今のさださんがあると思う。
本人もおっしゃってるが、映画撮影の後の、精力的な活動を見てると、そんな風に思う。」「映画「長江」は、スカパー!の日本映画専門チャンネルで観ました。10年位前だったかな。インタビューもあって、借金の話はもちろん、撮影中の苦労話もされたのですが、本記事記載以外の話もあったような覚えがあります。映画の内容も忘れてしまいましたが、良い感じの映画だったという感触は残っています。また、当時の中国に対する多くの日本人のイメージは、今とは違って友好的で良好な関係で良い国だったなぁと思い出しました。」
「高校3年くらいだったか見に行きました。
よく覚えてないけどいわゆるドキュメンタリーで凄く地味な映画でとてもそんな大金のかかってる映画という記憶はありません。
ただ劇中歌の『生々流転』と言う曲に衝撃を受けて今もたまに聞いて元気をもらいます。良い曲ですよ。」