定年後の再就職ために取得しておきたい資格とは? 安定して稼げるのは?
就職や転職に当たっては、資格が1つの強みとなります。それは定年後の再就職においても例外ではありません。
特に定年後は、なかなか希望する職に就けなかったり、現役時代よりも給与が大きく下がってしまうなど、再就職が思うようにできないこともあります。
そこで定年後の再就職に備え、取得を検討しておきたい資格の一例について紹介します。
目次
資格の取得で再就職が有利になることがある
基本的に定年後の再就職で主に重視されるのは、これまでの経歴やスキルなどですが、資格はそれらの裏付けや自己アピールの材料にもなるため、職種によっては、資格があれば再就職で有利になることもあります。
以下、定年後の再就職のために取得を検討しておきたい資格について、いくつかの例を挙げていきます。
定年退職後に難関資格に挑戦する人が増えている
自分の経験を活かすという意味で
キャリコンになる人も見かけるけど
時間を有効活用してお勉強??私の周りでも定年後4年かけて
司法書士に合格??された方がいて
休館日以外ほぼ毎日図書館に通ったらしい??やり抜くモチベーション維持力がすごい??
— KIKUMA (@KIKUMA38830917) June 8, 2022
再就職に有利な資格
宅建(宅地建物取引士)
取得することで定年後の再就職に、より安定した収入を得られる可能性がある資格に宅建(宅地建物取引士)があります。
不動産は売買や賃貸の契約の際、必ず宅地建物取引士として登録された方が重要事項について読み上げを行い、契約書への記名押印をしなければならないとされています。
また、不動産会社は従業員5人に対し、1人以上の割合で宅建の有資格者を配置しなければならないと法令で定められているため、これらの理由から常に一定の需要あり、宅建の資格を保有しているシニア歓迎の求人もみられます。
宅建の資格や知識を生かし、不動産の売買や賃貸の営業職に就くことで、成績次第では定年後でも現役世代に近い、あるいはそれ以上の収入を得られることも考えられます。
MOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)とは、表計算ソフト「エクセル」、文書作成ソフト「ワード」といったマイクロソフト社の「オフィス」製品の操作スキルを証明する資格です。
マイクロソフト オフィス製品は中小零細から大企業まで、多くの会社で事務作業などに利用されています。
近年はスマホの普及からパソコンの操作が得意ではない方も珍しくはなく、MOSの取得などによって一定以上のスキルが認められていれば、定年後に事務職として再就職できる可能性も高まります。
登録販売者
登録販売者とは、ドラッグストアなどで「第2類医薬品」「第3類医薬品」に属する一般医薬品の販売や相談業務を行うために必要な資格です。
第2類・第3類医薬品は、薬剤師、または登録販売者が不在の状況では販売することができないとされています。
近年ではドラッグストア以外にも、スーパーや家電量販店などで医薬品を扱う店舗が増加していることで、登録販売者の資格が役立つ場が増えています。
生産人口が概ね10年で10%近く減り続けるこの先??実務経験に裏付けられた資格や技能を持つ労働者のニーズは、年齢に関係無く上昇します??
75歳定年制の企業が出てきたり、転職エージェントのテレビCMが席巻している中、社内価値、社内人脈より、市場価値、社外人脈がモノを言う時代は既に来てます??— law.m.蝉丸 (@HdSyuOPQVXsnhL6) June 7, 2022
社会保険労務士
社会保険労務士の資格取得もおすすめです。特に人事や労務、総務といったバックオフィスでの長年の経験があれば、定年後も一般企業で再就職がしやすくなります。
また、現役時代に社会保険労務士事務所での勤務経験がある場合は、社会保険労務士としての独立も可能です。
ただし、社会保険労務士の試験に合格することと、実務をこなすことは別物です。
定年後、まったくの未経験の状態から社会保険労務士として働くのは少々難しいというのが現実です。
今の会社に定年まで働いていることが想像できず、また今の会社が50年後も存続し続けるかもわからない。
仕事の内容は好きな分野の仕事だけど、資格やスキルがないことに不安を感じ、webデザインというスキルを身につけたく、勉強をはじめました。— なる| Bikerデザイナー (@_ooba_0321) June 8, 2022
定年後の再就職に備えて資格取得の検討を
宅建をはじめ、安定した収入を得られる可能性がある資格を取得することは、定年後の再就職の選択肢の幅を広げ、より豊かな老後の生活につながることがあるでしょう。
しかし、資格を取得していれば再就職が安泰というわけでもありません。
老後の再就職に向けて資格の取得を検討するのであれば、これまでのキャリアなどを参考に、定年後に就きたい仕事に役立つ資格を選んでみてください。
50才の周りの知人は「あと15年で定年だから資格とっても無駄!」というが、定年はすぐに70才、75才、もしかすると定年自体がなくなる可能性がある。
そう考えると、50才は人生のど真ん中!
何をするのもまったく遅い事など無い!!— えーじ/2022年マンション管理士受験者 (@magohide1) June 10, 2022
ネットの声
「私も三月で定年、再雇用せず資格を活かそうと行政書士事務所開きましたが周りの同期は、事務所に勤めているような実務に長けた人が多くてびっくりしました。とても今から人間関係作って、顧客をつかもうなんて無理だなと開業早々感じてます。登録費用も無駄になるけど、ぼちぼち廃業しようかな、と思っています。準備金、登録費用が無駄になりますが、大切な老後資金、減らせないし、、。
登録したままでバイトしようと思い、前職の経験が少し活かせる、給料安いけど、もうすぐ面接ですね。うまくいけば廃業ですね。行政書士は。仕方ない。この年で、営業なんてなかなか無理、実務も不安だしね。簡単なバイト仕事で、週12時間、五万円弱稼げたらいいや。」「登録販売者って、簡単に言いますけどすごい理系の資格で範囲もとても多い。書店で見る限りテキストの分厚さに挫折する人もいると思う。うちの職場に持っている人いたが、1年ちょっとかけて取得した、と言っていたよ。それより、定年を設けないで働けるうちは働ける社会をつくるべき。70歳定年を努力義務とかいってるが大抵の企業はしていないからね。とは言ってもそれで若年層の雇用が減ってもねぇ。」
「わざわざペーパードライバーの高齢者を雇う企業はなかなかないと思います。今までの経験を活かせる仕事を選んだほうがよいのではないかと思います。ただМОSなどパソコンスキルがあることを証明できる資格はいいかもしれませんね。IT音痴が多いことも就職で高齢者が敬遠される理由のひとつですので。」