運転脳を鍛える…アクセルとブレーキの踏み間違えの対策法

アクセルとブレーキの踏み間違えは他人ごとじゃない!

運転脳を鍛える超簡単な3つの対策法

高齢ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違え、逆走などが原因の事故が多発しています。

その大きな原因は、脳機能の低下と言われています。

しかし、そういったミスを犯すのは高齢者だけというわけではありません。

脳機能の衰えには個人差があり、高齢者であってもまったく問題なく運転ができるレベルの脳機能を維持できている人も少なくありません。

反面、高齢者と呼ばれる年齢に達していなくても、脳機能に問題ありという人も実はけっこう多いのです。

つまり、若いからといって自分の脳を過信してはいけないということ。

ここでは、いつまでも安全に運転できるの脳を維持するための策をご紹介します。

先手必勝!脳の衰えを早期に察知しよう

脳は加齢とともに衰えていくのが当然と思っている人は多いのではないでしょうか。

しかし、脳は他の臓器とは異なり、アルツハイマーなどの疾患に罹患していない限り、しっかり使えばいくつになっても進化することができると言われています。

つまり、若いうちから脳を使い、活発に働かせることで脳機能の低下を食い止め、より長く安全に運転ができる脳を維持できるということです。

加えて重要なのは早期の気づきと言われています。

早期に衰えを察知できれば、悪化する前に脳に刺激を与え、働かせる策を講じることができ、悪化のスピードを食い止めることができる可能性が高くなるからです。

やっかいなのは、脳の衰えは自覚しにくいという点。

体の衰えは「疲れやすくなった」「すぐに息切れしやすくなった」など、症状として現れるため自覚しやすくなっています。

いっぽう、脳の衰えは、行き慣れた場所なのに道に迷う、知り合いの顔や名前を思い出せなくなるなど、かなり状態が悪化するまで気づくことは難しいのです。

そこで、以下に脳の衰えとともに発生しやすい症状をいくつかごしょうかいします。

ひとつでも当てはまる項目があれば要注意。

早めに脳を活性化させる策を講じる必要があります。

□一度したことを何度も繰り返してしまう。短時間のうちに何度も同じことを言うことが増えた
□趣味など、今まで熱中していたことに急に関心がなくなる
□些細なことでも激しく怒ったりと、感情を抑えられないことが多くなってきた
□遅刻が増えたり、時間に則った生活ができないことが多くなってきた
□狭い場所への駐車がうまくではなくなった
□クルマを擦ることが多くなった
□ブレーキやアクセル、ハンドルの操作が荒くなったと言われる
□右折の時に対向車にぶつかりそうになるなど、危険なシチュエーションに遭遇することが多くなった

いずれは受けなくてはならない!実はけっこう難しい「認知機能検査」

2017年3月21日に改正された道路交通法により、満75歳以上は運転免許更新時に、「認知機能検査」「高齢者講習」を受けることが義務づけられました。

認知機能検査とは、判断力、記憶力の状態を知るための簡易検査。

49点未満は「記憶力・判断力が低くなっている(認知症の可能性がある)」

49点以上76点未満は「記憶力・判断力が少し低くなっている(認知機能の低下の可能性がある)」

76点以上は「記憶力・判断力に心配がない」と判定されます。

「自分には関係ない」と、認知機能検査の内容を見たことがある人は少ないでしょう。

実は、これが意外と難しいのです。

実際、若い人でもけっこう苦戦する人も多いそうです。

長く運転をするつもりなら、誰もがいずれは受けなくてはならなくなるテスト。

どんな問題が出題されるのかを一度チェックしてみると、脳を若いうちから鍛えようという意識を持てるかもしれません。

認知機能検査の内容

1.時間の見当識記入時間:2分
検査時の年月日、曜日、時間を回答する。

2.手がかり再生覚える時間:合計4分
A、B、C、Dの4つのボードに描かれているイラストをそれぞれ約1分で覚える。ひとつのボードには4種類のイラストが描かれている。その後、ヒントなし、ヒントありの2段階で何が描いてあったかを回答する。

3.時計描画記入時間:計1分30秒
時計を描き、さらに時計の中に文字盤を描く。次に、その中に指定された時刻となるように短針と長針を描き入れる。

脳の衰えを防ぐ、3つの対策法

では、運転脳の衰えを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。

もっとも効果的なのは運動と言われています。

運動というと敬遠する人も多いと思いますが、筋トレやランニングのようなハードな運動をする必要はありません。

脳を使いながら軽く体を動かす程度でもいいのです。脳を使う運動とは、運動と同時に別のことを行う(=デュアルタスク)運動です。

例えば、歩きながらしりとりをする、お手玉をしながら足踏みをするなど。

デュアルタスクを行うことで、脳は一気に活性化されるのです。

ここからは、誰でも簡単に実践できる3つの対策法をごしょうかいします。

習慣づけることで脳の働きが良くなり、安全な運転ができる脳を長く維持できるようになるはずです。

脳を使いながら歩く

歩くことが脳の活性化に高い効果があるということは医学的に明らかになっています。

ボーッと歩くのではなく、周囲の風景を眺めたり、すれ違う人の表情や服装を見たりなど、脳を使いながら歩くことでよりいっそう活性化効果を高めることができます。

通勤で歩く機会が多いという人はあえて歩く時間をとる必要はありません。

以下で紹介しているような歩き方に変えてみればいいだけです。

目標の歩数に達してなくても問題はありません。

まずは脳を使いながら歩く習慣づけをしましょう。

万歩計をつけると歩くモチベーションが高まるはずです。

□歩幅はできるだけ大きく
□歩くスピードに変化をつける
□1日6000~7000歩を目標に

利き手ではない手を使う

脳は右脳と左脳に分かれているが、両方をまんべんなく使うことが理想です。

しかし、通常は右利きは左脳、左利きは右脳を多用することになります。

その偏りをなくすため、利き手ではない手を使う機会を増やす習慣づけを。

すると、左脳も右脳もバランスよく刺激できます。

具体的には、歯磨きを利き手ではない手で行う、利き手ではないほうの手を使って食事をするなど。

これを続けるだけでも効果は絶大です。

歯ごたえのあるものを食べる

歯ごたえのある食品を噛むことで脳に強めの刺激を与えられます。

特に、朝食に歯ごたえのある食品を食べて脳を刺激して覚醒させると脳内時計が整い、脳がしっかり働くようになるのです。

パンより白米、白米より玄米や雑穀米、野菜は大きめに切ったものなど、できるだけ噛みごたえのある食品を食べるようにしましょう。

一押しはナッツ類。

噛みごたえがあるうえ、脳に良いとされる良質の油、記憶力を高めるビタミンやミネラルも含まれているからです。

また、食事の時は左右の歯を使って噛むと、左脳と右脳の両方をバランス良く刺激できます。

ネットの声

「マニュアルの車に25年毎日のように乗った後、オートマにしてから、たまに乗るのが約10年。先日たまたまプリウスに乗ったら、昔のマニュアルのリアの位置にドライブがあった。最後に乗る車はマニュアルの方が、私にとっては安全な気がする。ギアの操作位置が、乗用車なのに車によってなぜバラバラなのだろう?運転は慣れなので、一般的な車については、できれば統一して欲しい。」

「高卒と同時に免許取って30歳でマイカーを手放し、それから数年、現在は年数回レンタカーで車乗るくらいです。レンタカーはほぼ最新型の自分の選んだ好きな車に乗れるので新鮮で楽しいですが、それぞれ車によって勝手が違うのでアラフォーですが乗り始めは毎回ドキドキしますね。今日はレンタカーで用事があるので気をつけて運転します。」

「車種にもよりますが踏み間違え対策はアクセルは右足母指球辺りで踏んで右足小指球を右側内装パネルに触る程度に当てて運転すると高確率で防止できます。」

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