ビートルズが最高傑作「ホワイト・アルバム」生んだ奇跡の8日間に迫る 『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』
世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」のデビュー60周年という節目の年に、新作のドキュメンタリー映画『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』が公開されます。
目次
半世紀ぶりに発見した写真から始まるザ・ビートルズをめぐる旅
本作は、最高傑作と謳われるアルバム『ザ・ビートルズ』(通称『ホワイト・アルバム』)を生んだインド滞在期のビートルズと共に過ごした、カナダの映像作家であるポール・サルツマンによるドキュメンタリー。
1968年2月、ザ・ビートルズは、超越瞑想運動の創始者であったマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに招待され、北インドのリシケシュ、ガンジス川のほとりにあるアシュラム(僧院)に滞在していました。
奇跡の8日間
時を同じくして、人生に悩むひとりの若者が「インドへ行け」という内なる声に耳を傾けます。
彼は録音技師の仕事を見つけたインドに向かうのですが、まさかの失恋に心が折れそうになるのです。
その時、デリー大学でマハリシ・ヨーギーが“超越瞑想”の講義を行っていました。
マハリシの言葉に導かれるようにリケシュへと向かった青年は、アシュラムを訪れていたザ・ビートルズと奇跡のような時間を過ごすことになります。
彼が見た奇跡の8日間とは…?
約半世紀後、娘からのひと言で忘れていた写真を再び発見したサルツマン監督は、ザ・ビートルズとインドの関係を紐解く旅に出ます。
監督に同行するのは、ビートルズ研究の第一人者である歴史家マーク・ルイソン。
モントリオールからリバプールへと向かい、自分の写真を見つめ直した後、ジョージ・ハリスンがレコーディングに臨んだムンバイのスタジオ、そしてガンジス川のほとりにあるアシュラムへと旅を続けていきます。
9月23日より公開
ザ・ビートルズの代表作にして最高傑作と謳われるアルバムの楽曲が多く生まれたインド滞在中の4人の素顔や楽曲制作の瞬間とプロセスを目撃した当時の思い出を語ります。
モーガン・フリーマンのナレーションにのせて、製作総指揮を務めるデヴィッド・リンチや、インドに同行したジョージ・ハリスンの元妻パティ・ボイドも登場します。
ビートルズ博物館には、「ビートルズ・ストーリー」に飾られたサルツマン監督が撮影したザ・ビートルズの有名な写真が飾られています。
今回の作品はザ・ビートルズの新たな一面を知るきっかけとなりそうです。
『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は9月23日より全国順次公開。