「どうして日本車はぶつかるとすぐ壊れるのに、衝突試験が良いの?」中国国内で話題
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中国のSNSで話題に
中国のSNSに「日本車はぶつかるとすぐ壊れるのに、なぜ衝突試験の点数が高いのか?」という疑問が投稿され話題となりました。
中国国内では、日本車は「皮が薄い」と表現されることもあり、鉄板が薄く安全性が低いという印象を持つ人が少なくないようです。
それにも関わらず衝突試験では高い評価を獲得することに、疑問や不信感を抱いている人も少なくないとされています。
衝突安全性より、車重軽さが正義の頃の日本車が面白いのも、わかる。
走る棺桶号、いっぱいあった。
スターレットとか86とかシティターボとかパルサーとかAZ-1とかビートとかカプチーノとかもそうやな。
軽3種類の中やったらカプチーノはちょっと別格かも
楽しいのはAZ-1かビートかもしれんな— kobefs@パソコン直す人? (@kobefs) February 20, 2021
「日本車は“もろい”から燃費が良い」というイメージが存在
中国国内では、「日本車は燃費の良さと引き換えに“もろい”車になっている」というイメージがあり、この“もろさ”の根拠として鉄板などが薄いことが挙げられています。
また、過去に自転車と日本車が正面衝突した際、自転車を運転していた人が無傷だったのに対し、衝突した車はフロントバンパーが大きく破損したことを例に、「日本車は自転車よりも弱い」として、日本車は安全性が低いと主張する人もいるようです。
実際に、日本車と欧州車の鉄板の厚みを計測した結果、1mmに満たない数値で欧州車のほうがわずかに厚みがあったとされていますが、この厚みによる安全性には違いが生じていないとされ、
「安全性は皮ではなく骨格で決まる」と、こうした印象を否定する投稿が見られました。
車の話
レクサスLFAに乗っていたプロのドライバーがBMWと衝突して死亡
日本車は結構死亡事故が多い。
このところ衝突実験の話も聞かない。運転支援システムとかいうハイテクな安全性などは進んでいるが、肝心かなめの本来車の持つ安全性は全くダメ。
ドイツ車やスエーデンの車は本当に安全— そうた (@nippon73390108) July 11, 2022
「
頑丈=安全」ではないと指摘
「衝突しても破損が少ない車がすなわち安全性が高い車ではない」とする投稿では、日本車のバンパーやボンネット、フェンダーなどが一定の“もろさ”をもたせた作りになっているとし、歩行者などとぶつかった際、車外の人に与えるダメージを軽減すると同時に乗員に伝わる衝撃を緩和していると説明。
また、キャビンにかかる骨格部分は堅牢にできており、エアバッグなどとあわせて車内の安全確保も実施されていることを指摘しています。
日本車が衝突時したときに大きく破損するのはそのためだとし、それが安全性のテストで高い点数を獲得している理由だと、前述の疑問に対して回答を示しました。
1980年代の日本車は寒冷地から亜熱帯まで対応できて故障が少なく燃費がいいと言われたが軽量化と溶接が足りないことから西ドイツ車に比べてボディ・シャシー剛性や衝突安全性が低いと言う課題があってその後コンピューター解析によりボディ・シャシー剛性や足回りと衝突安全性向上を行うようになった。
— 石狩港302 (国民生活に混乱を与える軽減税率に断固反対 ココが変だよ軽減税率!) (@UGS25DW) July 11, 2022
車内だけでなく車外の人も守る
現在は車内の人だけでなく、車外の人の安全確保も重要視されてきているとし、車内外どちらにいる人も守ることが求められていると紹介しました。
その点において日本車は優れているという見解を示し、日本メーカーの安全性を重要視する姿勢を評価しています。