ブラックで飲む?飲まない?コーヒーをブラックで飲む効果とは
あなたはコーヒーをブラックで飲むことが多いでしょうか?
それともミルクや砂糖を入れて飲むことが多いでしょうか?
実はブラックコーヒーには日本特有の文化があったり、飲むことで得られる効果があると言われています。
そして、今ブラックコーヒーを飲んでいる人のほとんどが初めから飲めたわけではないという話もあるのです。
目次
ブラックコーヒーとは
ブラックコーヒーと聞くと、「砂糖やミルクの入っていない苦いコーヒー」をイメージする人も多いかもしれません。
実は、日本特有の文化であることはご存知でしょうか?
まずは世界のコーヒー事情やブラックコーヒーの定義について詳しく解説します。
ブラックコーヒーは日本特有の文化?
実はコーヒーに何も入れずに飲んでいるのは、世界でも日本くらいなのです。
コーヒー大国の欧米ですら、砂糖やミルクをたっぷりと入れて甘い飲み物として飲むのが常識とされているのです。
欧米でいう「ブラックコーヒー」は、ミルクを入れず、砂糖が入ってるものを指しています。
また、コーヒー豆の産地で有名なブラジルでも、砂糖とミルクをたっぷり入れないと飲めないという話があります。
このように、世界のブラックコーヒー事情を知ることでブラックで飲むことが常識ではなく、日本特有の文化だとわかるのではないでしょうか。
あまり知られていないかもしれないけど、ローソンの冷凍庫コーナーにはティラミスとカッサータがある。その他マカロン、アップルパイ、フォンダンショコラもある。冷凍庫から出してすぐ食べられることが魅力。ティラミスは甘さが控えめだけど濃厚な味わいで、ブラックコーヒーとの相性は抜群。 pic.twitter.com/FgPeXfDoYF
— マッシ ???????? 日伊逐次通訳者 (@massi3112) December 12, 2021
ブラックはコーヒー本来の風味や香りが楽しめる
では、なぜ日本人は当たり前のように砂糖もミルクも入れないブラックコーヒーを飲んでいるのでしょうか。
それには2つの理由があげられます。
1つは、日本はもともと素材の味を楽しむ食文化ということが関係しています。
素材そのものの味わいを大切にするため、混ぜ物をしないでそのまま食べるのが基本でした。
旬と呼ばれる季節のおいしい食材が豊富にあったため、ソースなどの調味料もほぼ存在しなかったと言われています。
2つめの理由に、日本人の味覚が優れていたことが考えられています。
素材のうま味成分を感じ取ることができたため、コーヒー豆の苦味の奥にある深いうま味や甘みを感じ取ることができたのでしょう。
日本でいうブラックの定義とは
日本では市販のブラックコーヒーの中で、加糖や微糖といったものも登場しています。
そう、「ブラック」と呼ばれている商品は、乳製品や乳化された食用油脂が入ってないコーヒー飲料のことを指しています。
つまり、砂糖が入っていてもブラックと表示されているのです。
砂糖が入っているので甘さは感じますがミルクは入っていないため、ブラックコーヒーの香りや風味を楽しむことができます。
見た目は無糖のブラックコーヒーと同じなので、購入する際には加糖や微糖の表記を確認すると良いでしょう。
ブラックコーヒーうまし??
目覚めるし??
ハマったなー笑笑今日は暑いから冷たいやつ!?? pic.twitter.com/gCHKZFATMv
— ????たいちゃん????低浮上 (@mizuharatizurun) December 17, 2021
コーヒーをブラックで飲む効果について
コーヒーをブラックで飲むことによって得られる効果にはどんなことがあるでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
脂肪燃焼効果
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を燃やす効果があると言われています。
体内に入ったカフェインは交感神経を刺激し、血行を良くする働きがあります。
それによって新陳代謝が活発になり脂肪が燃えやすくなるのです。
また、運動前30分~1時間前に飲むことでさらに脂肪燃焼効果が高まると言われています。
低カロリーでダイエット向き
ブラックコーヒーはカップ1杯あたり約4kcal(※)と低カロリーです。
コーヒーが好きな人は1日3~4杯飲むこともあるでしょう。
ブラックでしたらダイエット中でもカロリーを気にせずに飲むことができます。
ただし、ミルクや砂糖、コーヒーフレッシュなどを入れてしまうとカロリーに加え糖質や脂質も上がってしまうため、ダイエット向きではなくなってしまいます。
あくまでもブラックで飲んだ場合のカロリーということを覚えておきましょう。
※コーヒー粉10gを150mlの熱湯で浸出した場合。
クロロゲン酸による健康効果
コーヒーには、カフェインの他にポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が豊富に含まれています。
クロロゲン酸は植物由来の成分のひとつで、抗酸化作用があると言われており、病気の原因ともなる活性酸素を除去する働きを持ち、体内の酸化を防ぐ効果が期待できるのです。
体内の酸化を防ぐことによって、血液の流れを良くし、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の予防にも良いとされています。
日本橋の交差点に出来てずっと気になってたゴディバのカフェに来たよ。いつもブラックコーヒーばかり飲んでるけど、せっかくゴディバなのでココアカフェラテってのにしてみたよ。しばしボケ?(o_o)っとする。 pic.twitter.com/rFzlfAL7MS
— halnal (@mintoite7) December 17, 2021
ブラックが飲めない・苦手な人
ブラックを飲めるようになりたいけれど、「なかなか飲めない」「ブラックは苦手」という人もいるのではないでしょうか。
苦味や酸味を強く感じてしまい、おいしさが理解できないかもしれません。
しかし今現在、毎日のようにブラックを飲む習慣ができている人の中にも、同じように最初は飲めなかったという話をよく耳にするでしょう。
「そもそもコーヒーを飲む習慣がなかった」という人もいますが、社会人になって眠気覚ましに飲むようになったり、会社で飲む機会が増えたりして飲めるようになったという人もいるようです。
UCCが行ったアンケート調査によると、ブラックが飲めるようになった年齢は20代~30代が最も多いとされています。
飲めるようになったきっかけは「仕事先で出された」「甘いスイーツと一緒に飲んだらおいしく飲めた」などがあります。
また、コーヒーの種類を変えて飲めるようになるための工夫をした人も。焙煎度が浅く飲みやすいものを選んでみたり、フレーバーコーヒーで慣らしてみたりしたことで、克服したという声もあります。
とは言え、いつの間にか飲めていたという人が全体の70%以上を占めているので、今ブラックが飲めない人でもきっかけ次第で飲めるようになる可能性は十分にあるといえるでしょう。
#たっぷりホイップクリスマス
ブラックコーヒーに合います??*゚ pic.twitter.com/XnGNjueTcG— イサキ (@isaki1216) December 8, 2021
ジャパニーズコーヒーとも呼ばれるブラックの世界を探求しよう
コーヒーはブラックで飲むことが常識だと思っていた人も、世界のブラックコーヒー事情に驚かれたのではないでしょうか。
ブラックコーヒーを飲むことによってダイエット効果や健康効果が得られることや、ちょっとしたブラックに関する豆知識を知ったことで、「ブラックコーヒーにチャレンジしてみようかな」と思った人もいるかもしれません。
おいしいと感じる味わいは人それぞれ違うので、まずは自分にとって飲みやすいコーヒーを追及してみてはいかがでしょうか。
コーヒーの種類を変えてみたり、フレーバーコーヒーを試してみたり、いろいろなきっかけに触れることでおいしく飲めるようになることでしょう。
あなたのコーヒーライフがより豊かで楽しいものとなりますよ。