ドリンクバーの損得を考えたことってある?

ファミレスのドリンクバーを「絶対に注文しない」人たちの言い分

ファミリーレストランでソフトドリンクを頼む際、定番となっている“ドリンクバー”。

様々な種類のドリンクを、定額で何杯も飲むことができるため、「ファミレスに行ってドリンクバーを注文しないなんてあり得ない!」という人もいるかもしれません。

一方で、「絶対にドリンクバーは頼まない」というスタンスの人もいます。

彼ら/彼女たちの言い分を聞きました。

元が取れる気がしない

都内在住の会社員・Aさん(30代男性)は、ファミレスで夕食を食べる機会が多いが、ドリンクバーを注文することは、ほとんどないそう。

「私は独身で、かつファミレスも牛丼店や定食店に行くのと変わらない感覚で、長居をするところではなく、食事だけが目的なんです。牛丼を食べるときにドリンクを頼まないのと同じで、ファミレスでご飯を食べるときも水があれば十分です」(Aさん)

ドリンクバーを頼むと損した気分になるとの声もあります。

神奈川県在住のBさん(30代女性)はこう話します。

「私はドリンクバーを頼んでも、せいぜい2杯くらいしか飲まない。明らかに“元”が取れなさそうなので、ドリンクバーは注文しません。子供たちはあれこれ楽しめるドリンクバーが好きなので、子供たちの分は注文しますが」(Bさん)

余計な注文をしてしまう

また、ドリンクバーのために、余計な注文をしてしまうのが嫌だという人も。

千葉県在住の会社員・Cさん(20代女性)が明かします。

「ドリンクバーと食事をセットで頼んでも、食事が食べ終わった時点ではドリンクを1杯しか飲んでないことが多いんです。そうするとなんだか損した気分になるので、そこから新たにドリンクを飲むわけですが、すると物足りなくなってきて、デザートやらフライドポテトやらを頼んでしまいがち(笑)。
ドリンクバーで“お得”にしているはずなのに、結果的にパフェやらポテトやらの料金が余計にかかっていて、会計が1人2000円以上することも。それを見て、“無駄な注文をしてしまった”って反省するんです。だから最近は、ドリンクバーは頼まないようにしています」(Cさん)

“場所代”込みの価格と考えれば…

ちなみに、ドリンクバーの原価はどれくらいなのでしょうか。

外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話します。

「ドリンクの種類によって差はありますが、一般的に高くても1杯あたりの原価は10円程度だと言われています。ドリンクバーの価格はセットで250円前後、単品で440円前後なので、セットで頼んだ場合で少なくとも20杯くらい飲まないと元が取れない計算になります。“元を取る”ことだけを意識するなら、ドリンクバーはお得とは言い難い。
とはいえ、ドリンクのおかわり自由というのは、長居したい人にとってはありがたいシステムであるのは事実でしょう。たとえば喫茶店なら、コーヒー1杯が600円くらいすることも珍しくないわけですが、そのなかには“場所代”も含まれています。ファミレスのドリンクバーを“場所代”込みの価格と捉えれば、決して高いものではない。ドリンクバーで元が取れるかどうかは、何杯飲むかだけでなく、滞在時間も考慮して考えるべきだと思います」

もちろん、お得感をどう捉えるかは人それぞれ。原価から考えたときに多少価格が高かろうと、自分が満足できれば問題ない、という人も多いでしょう。

ドリンクバーを頼む人と頼まない人の、価値観の違いが交わることはあるのでしょうか。

ネットの声

「ドリンクバーって時と場合に寄るんじゃないの? 友達とかが頼めば頼むし、家族と行く時は子どもが飲みたいなら家族で頼む。ちょっと時間があってゆっくり食後にコーヒーでも飲みたい時は頼むし、家族と行っても頼まないこともあるし。
ただ元を取るとかは考えたことはない。そもそも外食って元を取るためではないし、飲料だって原価に加えて場所代とか人件費とか入れての代金。
元云々考える人は外食しない方がいいと思う。」

「元ファミレス社員でしたが、お客さんは当たり前にドリンクバー頼みませんよ。
時間帯によってはほぼ10割な時もあれば、3割くらいしか頼まれない時もある。

ランチはお昼休憩で食べに来て、ゆっくりする時間が短いから頼まない。
ディナーの時間帯は酒を飲みながら食べたいから頼まない。
そんなお客さんも当然いらっしゃいますから。
全員が頼むのなら店員が「ご一緒にドリンクバーはいかがですか」なんて声かけする必要ないですから。原価率云々はともかくとして。

もっと色んな角度から頼まれない理由を調べた上で、記者の価値観を伝えてほしい。
記事として中身が薄いし何を伝えたいのかよくわからなかったです。」

「別にドリンクバーを頼まない人がいてもなんとも思わない前提ですが、1,2杯しか飲まないというのは理由になると思います。
しかし、元がとれる気がしない、というのはどうかと思う。それなら料理だって元は取れてないでしょう。
無駄なものを注文する必要はないと思いますが、元が取れないから、というならは、ドリンクバー以外にもその考えを適用して生きていけるかどうか検証してほしい。」

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