人生100年時代の今こそ見直しを!日本人の9割が知らない「間違いだらけの健康習慣」
“人生100年時代”を迎えつつある現代ニッポン。
寿命も、そして働く期間も伸び続けている昨今、健康こそが“最大の資産”だと言えるでしょう。
「5年ごとに行われる厚生労働省の『国民健康・栄養調査』最新版(2019年)で、50~59歳の男性の約2人に1人が、生活習慣の改善に関心があると答えました。また、21年の高年齢者雇用安定法の改正で、定年が引き上げられたことで、“可能な限り働いていたい”と、健康寿命への意識が、より高まっています」(健康雑誌記者)
元気なまま、充実した人生を送りたい…そのような思いから、さまざまな健康習慣を取り入れている人も多いことでしょう。
注意が必要なのは、古い情報や誤った言説を健康法として実践しているケースが意外にも多いという現実です。
目次
健康のために大切なのは「朝昼晩の規則正しい食事」
耳にタコができるほど聞いてきた言葉ですが、近年は、必ずしも1日3食は必要ないという指摘がなされています。
『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)など、数々のメディアへの出演実績がある『秋津医院』院長の秋津壽男氏が、こう解説しています。
「午前中からバリバリと肉体労働で体を動かし、昼食時に空腹を感じる人は、もちろん、1日3食でかまいません。ただ、一般的なサラリーマンの運動量なら、本来は朝夕の1日2食で十分です。基本的に、空腹でなければ無理に食べなくていい。むしろ惰性で食べていると、栄養過多で生活習慣病などのリスクが上がります」
#代わりに 水溶性食物繊維が多く含まれる玄米やさつまいも、オートミール等を食べよう。
腸内細菌のエサとなり腸も同時に整えられる。
厳選し安心して食べよう。— まこと l かっこいい父になる (@makoto_shuukan) July 30, 2022
生野菜も食べ方が大事
実は、3食の習慣が広まったのは、江戸時代後半だと言われています。
それ以前は、肉体労働者などを除き、2食が一般的だったそう。
飽食の今こそ、原点に立ち返るべきなのかもしれません。
「食べ過ぎを防ぐと、胃腸も休めます。腸には免疫細胞の6割が集まっています。2食にして健康な状態に保つことで、免疫力の向上につながります」(前同)
健康にいい、といわれている食材も、食べ方によってはマイナスに作用することがあります。
その代表例が、生野菜。ビタミン、ミネラル、食物繊維がとれる生野菜は、確かに健康食材ではありますが、生野菜サラダを漫然と食べるだけでは不十分だそう。
「生野菜のような冷たい状態の食物繊維は、消化に悪く、胃腸に負担をかけます。ですので、しっかりと時間をかけて、口の中で咀嚼をするのがポイントです。噛むことで繊維が細かくなり、そして温まることで、胃腸の負担が減り、栄養の吸収効率が高まります。量を取るなら、温野菜にするのも効果的です」(同)
【今日から無料でできる美容健康習慣】
・口呼吸をやめる
・朝起きてすぐうがいしてから水を一杯飲む
・食事の前にも水を一杯飲む
・いつもの3倍噛んで食べる
・午前中に日光を浴びる
・寝る1時間前にスマホを封印する
・寝る時は換気し室温下げる本当に無料で出来るものを厳選しました??
— ダイキ@垢抜けさせるプロ (@refreshing_dai) July 23, 2022
ゼロカロリー食品もゼロではない
近年は健康志向の高まりから、ダイエットに励む人も少なくありません。
内科医で、訪問診療医の清藤大輔氏は、ダイエット効果が期待されるゼロカロリー食品について、こう警鐘を鳴らします。
「ダイエット目的で使われるゼロカロリー食品には、人工甘味料が入っています。少しなら問題ないが、腎機能低下や、脳卒中、心筋梗塞リスクの上昇など、さまざまな悪影響も指摘されています。ゼロカロリー食品を日常的に食べるのは、避けたほうがいいでしょう」
本来のダイエット効果についても、こんな指摘が。
「人工甘味料は砂糖の約200倍から4万倍もの甘みがあり、定期的な摂取は味覚をおかしくさせ、“甘み中毒”になるという研究結果もあります。アメリカ・テキサス大学の8年間の追跡調査では、ダイエット系炭酸飲料を毎日飲んだ人の36%に、メタボリック症候群のリスクがあったことも判明しました」(医療ジャーナリスト)