地球の海は一度干上がってた!?太古のジャイアント・インパクト
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ジャイアント・インパクトが地球の命運を決めた?【宇宙の話】

約45億年前、原始地球にとってとんでもない出来事が起こってしまいました。

それまで、微惑星との衝突・合体は日常茶飯事に起こっていましたが、これとは比較にならないほどの巨大な天体(原始惑星)が、原始地球をかすめるように衝突してしまったのです。

その天体のサイズはいまの火星ほどもありました。この大事件を「ジャイアント・インパクト」と呼んでいます。

ジャイアント・インパクトで水が干上がり月ができた

ジャイアント・インパクトによって、その天体の破片と吹き飛ばされた原始地球の一部が、地球を回りながら集積して月が誕生したという説があります。

ジャイアント・インパクトによって、原始地球の水蒸気の大半が宇宙空間に飛び散り、地表の水は一度干上がってしまいました。

では、現在の地球の水はどこから来たのでしょう?

それは、そのあとに衝突した数多くの隕石に含まれていた水がもとになったと考えられています。

もしこの巨大な衝突がなかったら、原始地球は水を失うことなく、さらにあとからあとからぶつかってくる隕石によって水がもたらされ、地球全体がすっぽりと水没していたかもしれません。

月が誕生すると、月と地球の間の重力の作用によって地球の自転軸の傾きが落ちつき、気候の安定がもたらされました。

月がない地球は1日8時間の猛スピードで回転していて、激しい気流が吹き荒れ、すさまじい海流がぶつかる世界だったと考えられるのです。

眠れなくなるほど面白い 図解 宇宙の話 渡部潤一(監修) 日本文芸社 (2018/3/17) 748円

地球は宇宙のどこにあるの?

太陽が巨大化するってホント?

宇宙はいくつもあるの?

素朴なギモンに即答。

宇宙のナゾに迫る!

地球の生い立ちから、お隣の天体・月の謎、太陽と惑星の素顔、恒星と銀河、宇宙論まで、最新の天文学、宇宙物理学、惑星科学に踏まえてやさしく解説。

豊富なイラスト、約50のテーマで、夢とロマンに満ちた、いちばん新しい宇宙の姿がよくわかります。

太陽系のナゾから最新の宇宙理論まで、宇宙のフシギをズバリ解明します!

著者について
渡部潤一(わたなべ じゅんいち)
1960年、福島県生まれ。 1983年、東京大学理学部天文学科卒業、1987年、同大学院理学系研究科天文学専門課程博士課程中退。東京大学東京天文台を経て、現在、国立天文台副台長・教授。総合研究大学院大学教授。太陽系天体の研究のかたわら最新の天文学の成果を講演、執筆などを通してやさしく伝え、幅広く活躍している。
主な著書は、『最新 惑星入門』(朝日新書)、『面白いほど宇宙がわかる15の言の葉』(小学館101新書)、『新しい太陽系』(新潮新書)など多数。
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ネットの声

「完全な初心者です。興味があるテーマで、分かりやすそうなので購入。たいへん分かりやすく、タイトル通りたいへんおもしろい内容でした。余談?あたまの中の垣根が一つ減ったような感じ…休みの日にゆっくりと風景を眺め、夜空に空想をめぐらせ。地球儀や世界地図に、行ったことのない国々の人の日常に、思いをめぐらせみて。新しい知識を学んで…宇宙の創造の中での銀河系太陽系の地球上の一人類のわたし?限りなく自由で日々自然に過ごすことが大切だと思いました。」

「眠れなくなりました笑
そして、あっという間に読めました。宇宙に心を飛ばすと、知らないことばかりなのに、なぜか懐かしく思えてきます。100億年前とか、50億年後、とか、人間の寿命と全然違う時間を、どうやって測ることができているんでしょう。楽しくてワクワクします。天の川銀河の中の、地球にいるんだと、改めて自分の宇宙での位置を確認して、なんか小さいことでクヨクヨすることはないと、いう気持ちが大きくなってきました。」

「太陽の構造がどうしてわかるのか。ビッグバンの前はどうだったのか。ダークマターがなぜ問題になったのか。など根本的な疑問に最新の知見で教えてもらえて、「目から鱗」ばかりです。こういう本を待っていたのだ。」

 

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