ヘンリー王子の失業発言はまるで”ケーキを食べればいいじゃない”に似てる

ヘンリー王子、失業率加速は「悪いことばかりではない」発言に批判殺到「庶民には生活がかかっている」

米誌のインタビューに応じたものです。

コロナ禍で失業率が加速したことは「悪いことばかりではない」「メンタルヘルスを優先する人々は祝福されるべき」などと述べたのです。

大富豪である王子のこのような発言に対し、SNSでは「請求書の支払いに悩んだことがないくせに」「みんなは仕事があることに感謝しているんだ」と批判の声が殺到しました。

退職は決して悪いことではない

米ビジネス誌『Fast Company』が現地時間6日に公開したインタビューで、ヘンリー王子がサンフランシスコのスタートアップ企業「BetterUp Inc.」での役割やコロナ禍で失業率の増加についての質問に答えました。

王子は今年3月、メンタルヘルスに関するコーチングやサポートを提供するテクノロジー開発会社「BetterUp Inc.」の“CIO(Chief Impact Officer)”に就任しています。

同誌のインタビュアーが「パンデミックが職場での燃え尽き症候群や退職者の増加などを加速させたことについて、どのように対処しますか?」と問いかけました。

すると王子は「最近『BetterUp』の科学委員会メンバーのアダム・グラント氏とチャットをして発見したことがあるんだ」と言い、このように説明したのです。

「君が言及するような退職は決して悪いことばかりじゃない。実際それを自己認識することが、変化が必要だというサインになるんだ。」

祝福すべきこと

さらに「世界中では多くの人々が喜びを得られない仕事を続けてきた。そして今は、自分のメンタルヘルスと幸福を優先している。これは祝福すべきことだ」と、

失業しても精神的な幸せを第一に考えることを称賛したのです。

「表面的には、ここ2、3年でこれらの問題が表立ったように見えるけど、実際にはこういった苦悩や問題はかなり前から存在していた。メンタルヘルスの目覚めはまだ始まったばかりなんだ。」

SNSでは批判が殺到

ヘンリー王子は王室離脱後にカリフォルニア州の豪邸に住み、NetflixやSpotifyと巨額の契約を締結しています。

そんな王子のそのような発言に、SNSでは「庶民には生活がかかっている」と批判するコメントが続出しました。

「病院のポーターやホテルの従業員、女性も男性も仕事があることに感謝している。労働者階級とは全く無縁なヘンリー王子は、笑いと恥の象徴になってしまった。」

「人生で一度もまともな仕事をしたことがなく、請求書の支払いに悩んだこともない大富豪のヘンリー王子が、こんなことを言ってる。誰か止めさせてくれ!」

「仕事で喜びを得ることだけが目的ではない。給料をもらい、家族を養うことが目的なんだ。」
「誰もが銀行に大金を貯金しているわけじゃない。彼は結婚によってメンタルヘルスが悪化した人にも同じアドバイスをするのか? 黙ってくれ。」

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