MotoGP引退のロッシが四輪転向、将来はルマン目指す
2021年シーズン限りでロードレース世界選手権(WGP)のMotoGPクラスから引退したバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)。
FIA世界耐久選手権(WEC)への参戦を見据えてアウディ・スポーツ(Audi Sport)のテスト走行に臨みました。
ベルギーのレーシングチームであるチームWRT(Team WRT)が12月9日、明らかにしたものです。
目次
通算9度のWGP王者とタッグを組む
チームWRTは発表文で、
「今週の火曜日(7日)から木曜日(9日)にかけて、ベルギーのチームがスペインのバレンシア・サーキット(Circuit de la Comunitat Valenciana Ricardo Tormo)でアウディ・スポーツとテストを行った」
と述べています。
「きょう参加した中には、バレンティーノ・ロッシもいた。その目的は、通算9度のWGP王者とGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GT World Challenge Europe)現王者との間で、将来タッグを組む可能性を探るためである」
と発表しました。
ロッシ、ル・マン目指すんか!まだ応援できるのね!やったぜ!
— あおもち (@akomina998) December 10, 2021
ロッシはルマンを目指す
先月14日に行われたWGPの第18戦バレンシアGPでMotoGPでの最後のレースを終えた42歳のロッシは、2022年シーズンからGT3クラスでスタート。
最終的にはLMP2もしくは最高峰カテゴリー「ルマン・ハイパーカー(LMH)」で、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)を目指すことになります。
ロッシがルマン24hに??? pic.twitter.com/RDLhPCTuEJ
— こが (@koga_twinturbo) November 25, 2021
ネットの声
「フェラーリF1のテストも経験してるし、インプレッサでラリーにも出てる。4輪の適性はあるので結構いい線行くと思ってます。頑張ってほしい。」
「GT3はフェラーリ488GT3に乗って、ヤスマリーナのGulf12時間レースですでに実戦経験があるし、来年1月8日の同レースにもエントリーしている。今後の活躍が楽しみ。」
「てっきりフェラーリからルマン目指すのかと思ってたからアウディー系のチームWRTとは意外。でもGT3レースのGTWC、IGTCでは強豪チーム。今年のWEC,LMP2クラス初のフル参戦ながらルマン、WECでクラス優勝。2023年からのアウディーのLMDhマシンでのサテライトチームとしては申し分ない実力。ルマンでハイパーカークラスでトヨタなどと競い、総合優勝も十分狙えると思う」
「昔は高橋国光など2輪から4輪に移行する人はほとんど成功しています。ロッシなら心配ないでしょう。」
「二輪から四輪の転向は難しくないといったコメントが多いけどそんな簡単にいい成績を残せると思えないけど。確かにF1に試乗してタイムもそこそこ出してはいるけどね。ワインガードナーも日本のGTカーレースでパッとしなかったしなぁ、まあ頑張ってほしいけどね。」