ホンダの新型ステップワゴン…エントリーモデルでも300万円超のショック

「ほぼ300万円から」ホンダ新型「ステップワゴン」価格をユーザーはどう評価!?

「もはやステップワゴンじゃない」声も

ホンダは6代目新型「ステップワゴン」の先行予約受注を2022年2月上旬に開始しました。

初代モデルのCMにも用いられた「オブラディ・オブラダ」の歌が最後に流れる予約開始の告知CMも放映されるなど、ユーザーから注目を集めています。

エントリーモデルは299万8600円

販売店では価格も明らかにされていますが、エントリーモデルは299万8600円に設定されています。

この価格設定について、ユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。

2022年春に発表・発売が予定されている新型ステップワゴンは、スタイルの異なる「エアー」と「スパーダ」の2タイプを設定して登場。

また、ボディサイズが全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mm(エアー)となり、先代(全長4690mm、標準車の場合)と比べて全長を100mmほど延長。

全幅も3ナンバーサイズとなり、ひとまわり車格が大きくなりました。

そんななか、新型ステップワゴンのエントリーモデルの価格(エアー、2WDのガソリン車)は前述のとおり299万8600円とされています。

価格は「予想通り」と約3割のユーザーが回答

この価格設定について、ユーザーからはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

今回、くるまのニュースでは2022年2月10日から14日までSNSを介してユーザーに新型ステップワゴンに関するアンケートを実施。

生の声を集めました。

「新型ステップワゴンのエントリーモデルの価格設定について、どう思いますか?」という設問では、

「予想よりもかなり高かった」
「予想よりも少し高かった」
「予想よりも少し安かった」
「予想よりもかなり安かった」
「予想通り」

の5択で聞きました。

その結果、「予想よりもかなり高かった」が15.2%、「予想よりも少し高かった」が18.2%。

一方、「予想よりも少し安かった」が24.2%、「予想よりもかなり安かった」が12.1%という結果となりました。

「予想通り」と回答した人の割合は5択のなかで最多の30.3%となっています。

なお、5択のうち「予想より高かった」(「かなり~」「少し~」の合計)と回答した割合は33.4%、「予想より安かった」(「かなり~」「少し~」の合計)と回答した割合は36.3%を記録。

「予想通り」を除外すると「予想より安かった」と感じた人の割合の方がやや多い結果になっています。

価格は順当という声も

「予想より高かった」と回答した人に理由を聞いたところ、

「競合他社のミニバンのエントリーモデルと比べた場合、高すぎると思います」
「もはや(かつての)ステップワゴンのイメージではありません」

などコメントが寄せられました。

一方、「予想より安かった」と回答した人の理由としては

「サイズが拡大しているにも関わらずこの価格設定だったので」
「標準装備が充実しているのに300万円を切り、凄く安いと感じました」

など回答がありました。

ちなみに、「予想通り」と回答した人の意見のなかには、予想できた理由として「(ホンダのエントリーミニバンである)『フリード』があるので」というコメントもありました。

フリードの価格設定は199万7600円から304万400円(モデューロX除く)となり、フリードの最上級グレードとステップワゴンのエントリーグレードで近い価格帯になります。

寄せられたコメントのなかには、「車内の静粛性や質感、座り心地なども気になります」という回答もありました。

装備の充実度だけでなく内装の質感も価格にふさわしいものになっているのか、関心を持つユーザーも存在するようです。

ネットの声

「ホンダの車はコスパに優れていたので、ホンダ車を乗っている人も多い。しかし、価格が高くなるのなら何もホンダ車にこだわらなくても良いかな。若者の車離れが続いている中で、価格が上がれば若者の車に対する購買意欲は薄れる。どのメーカーもそうだが、お金を持っている中高年層をターゲットに商品開発をしているようだが、これからその中高年層が居なくなれば、車がもっと売れなくなる。目先の利益ばかりを追い求めて、若年層を放置しているような気がして仕方がない。誰でも買いやすい廉価版も出して欲しい。今や、フィットも値段が高くなり購入しづらい。」

「衝突被害軽減ブレーキ等の安全装備が標準になった分、車両価格が高くなるのはやむを得ないとは思う。しかしモデルチェンジの度に価格が挙がり続けるのは若年層の更なるクルマ離れを助長するように思える、メーカーは若者のクルマ離れに対してそれなりに関心を持っているようだがモデルチェンジする度に高くなり続ける車両価格についてどのような認識を持っているのだろうか、クルマ離れの一因とは考えていないのだろうか。」

「ノア・ヴォクは競合車だけど、真向勝負したら販売力の差から言っても厳しいのが現実。だからデザインが被らないようにし、大きさにも少し大きくした。サイズアップは今はなきオデッセイのポジションをカバーする狙いもあるかもしれないが、「大きい」と言うのはとても分かりやすく、また強力なセールスポイントにもなる。
個人的には販売面でもぜひ健闘してもらいたい。」



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