「インディ・ジョーンズ」と「ミッション:インポッシブル」最新作。
それぞれ約1億ドルの損失になると報じられています。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』と『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で、それぞれハリソン・フォードとトム・クルーズが演じたヒーロー。
その時代性と興行収入で苦戦。
大きな成功を収めた新世代の映画に追いつけなかったようです。
目次
十分な数字に見えるけど…
6月下旬に米国公開された「運命のダイヤル」は6週間で3億7500万ドル(約546億円)の興行収入を上げ、
「デッドレコニング PART ONE」は5週間で5億2300万ドル(約761億円)を稼ぎ出しました。
両作ともに制作費を上回る収益を上げたのですが、マーケティング費用を回収するには十分ではないというのです。
財務に詳しい関係者によると
両作の財務に詳しい関係者らが語ったところによると、
両作の制作費は約3億ドル(約437億円)、マーケティングに約1億ドル(約146億円)が費やされているそう。
両作は各スタジオにとって最高額の映画だとのことです。
2作ともデジタルとストリーミングで、より多くの収益を上げることは可能。
しかし、それは長期戦となってしまいます。
依然として映画業界は全体的にパンデミックから回復の過渡期にあり、
コロナ禍で映画館は閉鎖され、映画スタジオは映画の公開日を延期するか、
劇場が開館できる十分な安全が確保されるまで配信プラットフォームで映画を公開することを余儀なくされました。
また、必要な安全対策を遅らせたり実施したりする必要が生じ、多くの映画の予算が増加する原因にもなったのです。
さらに、ますます多くの消費者が、自宅で映画を見ることに慣れてきたことも影響しています。
強力なライバルあり
しかし、興行面では悪いニュースばかりではありません。
『バービー』と『Oppenheimer(原題)』が大ヒット。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』と『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』に損害を与えた可能性もあります。
『バービー』と『Oppenheimer』はともに7月21日に米国公開となり、
前者の世界興行収入は10億ドル以上、後者は世界で約6億5000万ドルを叩き出しています。
この2作よりも 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は1週間ほど早く公開されたため、
2作の人気が大きな壁となったと言えそうです。
また、「運命のダイヤル」はカンヌ国際映画祭でピクサーの新作『マイ・エレメント』と同時上映され、
両作ともに評価が振るわなかったことも、「運命のダイヤル」にとって最後のとどめになった可能性もあります。
ネットの声
「ミッションがというよりもトムが常に心がけていることは、観客がこの巨大スクリーンでどれだけの迫力を楽しめるか。
最新のカメラ、技術、スタッフ、スタントを成功させるためのトレーニング。
全部、観客のため。メイキング見たら、常にトムが言ってる言葉。
だからお金もかかるし人も必要、人にはお金がかかるし、技術にもお金が必要。
それをかかりすぎだとか、損失がとかなっちゃうとCGで良いのでは?周りはAIでっていう、今のストライキのところへいく。
確かに利益が出ないとやれないけど、利益ゼロじゃないんだからなぁと思う。
しかし、トムも年齢考えて、あれだけのスタントをできる俳優も減ったらさ、CGとAIのフルモデル映画出来上がるのも遠くないだろうね。
そうなれば、映画館で映画は見ないな。」「単純にインディは残念な出来だったし、ミッションもそれなりに楽しめたが遊園地のアトラクションのような印象で満足度は低かった。
面白い映画であればヒットするわけでもないが、やはりこれだけの制作費を回収するだけの大ヒットを掴むにはリピーターや口コミの広がりが必要だろうな。
アクロスザスパイダーは2回劇場に行ったが、上の2作は一回でいいかな。インディに関してはもう配信でも見ないだろう。」「両方ともとても面白かった。だけど、まさか両作品でカーチェイスと電車アクションという丸被りをやるとは思ってなかった。ハリウッドもネタが尽きてるのかと思わずにいられない。」