小泉今日子にファンも幻滅「バラエティにはくだらないから出たくない」

「バラエティにはくだらないから出たくない」小泉今日子の発言にファン幻滅 

立川志らくも「くだらないからすごいんだ」

1月17日、「文春オンライン」に掲載された小泉今日子と有働由美子の対談記事で、

小泉が放ったそんなひとことが、大きな議論を呼んでいる。

「バラエティには絶対出たくない。くだらないから」

小泉は有働から、「最近はテレビのバラエティ番組で全然お見かけしませんね」と振られると、

「絶対出たくないですね」と返答。

その理由を「くだらないから」とし、

自身が出演していたころのバラエティとの違いを聞かれると、

「世の中がガラッと変わっていっているのに、昔のムードのまま押し通そうとしている。テレビ局は変わらないとマズいよね、と思っています」

と語っていた。

この小泉発言に反発したのが、

時事問題に対してSNSで持論を展開して、しばしば炎上する落語家の立川志らくだ。

志らくは19日、自身のXを更新。小泉の発言に対して、

《はっきり物事を言うその姿はかっこいい。でもね、「くだらないから出演しない」は看過出来ない。そのくだらない世界に命をかけている人も沢山いる》

と切り出すと、17日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で紹介されたハリウッドザコシショウの「ずっとお笑い芸人をやっていたい。絶対手放したくない」との発言は視聴者の感動を得たとして、あんなくだらない芸はないけど、私は大好きだと熱弁。自身の生業である落語や、小泉が歌ってきた歌謡曲も、興味のない人からすれば「くだらないもの」と説明し、《くだらなくて何故いけない。くだらないものだからこそ続いてきたんだし、素晴らしいんだ》と力説した。《なんてったってアイドルなんてモーツァルトに比べたらあんなくだらない歌はない。だから凄いんだ》と、小泉今日子のヒット曲も引き合いに出して、持論を展開した。

志らくの投稿に対してコメント欄には

《どんな仕事でも命をかけている人がいる。そんな命をかけている人を全否定するかのような「くだらないから出演しない」は流石に酷いと思う》

《キョンキョンの「くだらない」発言はバラエティそのものというより、業界人ぶって言い寄ってくる有象無象に嫌気がさしての発言ってことではないですかね?》

など、賛否含めてさまざまな声があがっているが、

もととなった小泉の対談記事のコメント欄には、小泉に対して幻滅する意見も多くあがっていた。

《むしろバラエティー出演が小泉さんを人気者にしたのだと思いますが。くだらないけど仕方ないから言われるがままに出演していたのだとしても、結果としてそこに助けられているのだから言い方には気を付けた方がいいのではないでしょうか》

《若いタレントでくだらないバラエティに出たり水着になったりして仕事をしてステイタスを上げていこうとしてる人はたくさんいる。今の自分が「安全地帯」にいるからといって「くだらないから出ない」と切り捨てるのは嫌な感じしかしないけど。思っても言わないのが賢い大人だよ》

《そんな事言ったら、小泉さんが主演のドラマや映画くだらないのいっぱいあるよ、とハッキリ言う人も沢山いると思うよ。頑張った作品にそう言われたらどう思うかな》

生活には困ってないので

有働との対談のなかで、

「私はもうテレビに出ないと生活に困るという感じでもないし、何にももたれかかっていないので。そのために独立したところも、私の心の中にはあるんです」

とも語っていた小泉は、

2018年にデビュー以来、36年間所属していた芸能事務所から独立。

現在は、自身の立ち上げた制作会社の社長として、自身の活動のほか、舞台制作やプロデュース業をおこなっている。

現在の小泉がテレビ出演に重きを置いていないのは明らかで、

2023年9月23日放送の『TOKYO M.A.A.D SPIN』(J-WAVE)に出演した際には、

ジャニーズ事務所の性加害問題で明るみに出たメディア側の問題点について、

「いまいちばん悪い、うみみたいなのが出始めちゃってるのが、テレビとかラジオ」とも語っている。

もともと主張の強いキャラクターで知られてはいた小泉だが、

アイドル時代から、彼女の活動を応援していた人のなかには、

今回の発言に複雑な感情を抱いた人も多かったようだ。

ネットの声

「くだらなくても面白いうちはよかったんだけど問題はくだらなくて面白くないものが増えちゃったことかなって。同じ様な内容、企画で無個性な上にそれを飽きもせず数年~十数年単位で繰り返しだもん。まだ地方製作のローカルバラエティの方が意欲的な良作多いよ。」

「子供の頃、祖父の家に行ったときはドリフの全員集合を観ながらの夕食が恒例でした。くだらんことばっかりして…と言いつつ一番楽しそうだったのは祖父で。
おじいちゃん、私もお姉ちゃんも本当はひょうきん族派なんだよって言えませんでした。
この場合のくだらないは絶対に褒め言葉です。
くだらないからすごい。
くだらないからおもしろい。
祖父の笑顔、久しぶりに思い出しました。」

「昔は「くだらないからこそ面白い」番組が多かった。
演者が笑いを取る為に自ら体を張りに行くのが当然という時代だったからこそ面白かったと思う。
最近のバラエティやトーク番組は他人を貶める事で笑いを取ったり、誰かを笑い物にする事でさらなる笑いを呼ぼうとするような風潮が強くなり、くだらないだけで面白くない、場合によっては不快感すら感じるようになった事を評して「くだらない」と言ってるんだと思う。」

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