気になる自衛官の年収…手当がすごいよ!

自衛官の年収はいくらなのか?手当の金額でこんなに変わる

国の平和と独立を守るだけでなく、有事の際は、救助活動などを行う自衛隊。そんな自衛隊に所属する自衛官の年収は「手当」によって大きく変わるのが特徴。

場合によってはもとの給与の倍近い金額になることも。

彼らの給与はどんな仕組みになっているのでしょうか。

賞与や扶養手当の有無が年収の額を左右する

国家公務員である自衛官の給与は「俸給」と呼ばれ、防衛省が定める俸給表に基づいて毎月支給されます。

俸給は、階級や号俸(実績や勤続年数によっての昇格)ごとに金額が設定。その他、2回の賞与や扶養手当などがあり、これらの要素が年収の額を左右します。

自衛隊が公表している年収の例によると、年収額は250万円~1,000万円と幅があるものの、500万円~750万円程度が平均だそうです。

基本給の80%に当たる手当が支給されることも

前述の賞与や扶養手当の他に、勤務の場所や内容に応じて手当が支給されることも。

この自衛隊特有の手当が年収の額を大きく変化させます。

手当には、船舶や航空機への搭乗による「乗組手当」や、危険物の処理といったイレギュラーな対応への「特殊勤務手当」などが存在。

護衛艦への乗船は33%、潜水艦への乗船は45%、航空自衛隊の戦闘機パイロットであれば80%が、手当として俸給の他に支給されます。

手当の具体的な例を挙げると、イラクに派遣された自衛官には30日間で72万円が支給。

福島第一原発での敷地内作業の際には1日あたり42,000円が支給されました。

俸給と手当が手厚いけど…

給与面に関しては一見、手厚く感じるかと思いますが、常に最前線で活躍している自衛官の中には、命の危険を常に感じながら任務を遂行している人も……。

前述のようにイラク戦争のような死と隣り合わせの環境下で72万円という手当の金額は果たして妥当か。

一般的なデスクワークの職業とは異なる精神、身体の負担のことを考えれば、この金額は決して高くないのかもしれません。



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