安倍なきニッポンの未来 令和大乱を救う13人 乾正人 (著) ビジネス社 (2022/10/3) 1,650円

世界の「シンゾー」が果たせなかった課題に挑む

永田町取材30余年の記者が安倍政治を検証!

“真正政治家”を徹底解剖!

遺志を継ぐ政治家はだれだ?

「統一教会パージ」に狂騒する日本のスキを突く中国

安倍晋三元首相が遺した日本の課題を解き明かす

第一章 「令和の乱」起きる
第二章 岸・安倍家と旧統一教会
第三章 「安倍政治」とは何だったか
第四章 13人+1の「安倍を継ぐもの」

一発の銃弾が世界を震撼させた。

その遺志を継ぐかにみえた日本の政界は「旧統一教会」パージに狂奔し、憲法改正は遠のく。

目前に迫る台湾・沖縄侵攻で瓦解寸前の“安倍晋三なきニッポン”に救世主は現れるのか。

「13人+αの政治家評を期待して購入する本ではなく、新聞社内で語られる耳学問を文字にした本。全体的に読みやすくて面白い。前文以外深みはないが、国際勝共連合から始まった統一教会の日本収奪構造、筆者の母校である筑波大の立ち位置などにも触れらていて、政治と旧統一教会との関係を思い起こすのにちょうどよかった。一方、本書の主題は、期待の安部後継は誰かのはずだが、筆者の語り口から浮かぶ安部評は「節操のない政治家」。それゆえ憎まれも愛されもした安部元首相は、後世一番に何をもって語られるのだろう。統一教会被害者による暗殺テロの犠牲者なのか、日本を世界の一等国にとどめようとした名宰相なのか。いずれにしても、山上事件は、政治家が金・人・ものを持つ支持者(旧統一教会)の便宜を図り、もしくは利用し、その支持層から外れた、もしくは虐げられた人々を顧みなかったために起きたと思う。声なき声の代弁者たる役割を安部後継には期待したい。」

「政治的立場で、嫌う人もいるだろうが、私は、この本を読みながら「さすが論説委員」だと、感心しました。この本は、論点整理がしっかりしていて、伝えたいことを平易で誰にでも分かりやすく書かれています。若い人たちへの「社会人のための文章教科書」にもなる、と思います。」

「著者は知る人ぞ知る産経新聞の名物記者で、その癖ありの主張と名文に長年注目してきた。共著を除いてこの人が出した4冊目になるが、この本がいちばん面白く真摯だ。著者個人でなければ知りえぬ様々な出来事、政治家の人となりが非常にディテール細かに描かれている。読んでいる間、ずっと、ヘェ?と、ううむ、の連続だった。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事