チャレンジング・トム トム・ホーバス (著) ワニブックス (2022/2/8) 1,430円

日本女子バスケを東京五輪銀メダルに導いた魔法の言葉

東京オリンピックで日本女子バスケを史上初の銀メダルに導いたトム・ホーバス監督が教える、力を最大限引き出す方法。

体格がものをいうバスケットボールで、平均身長が出場12カ国で2番目に低い176センチの日本は強豪国を次々と撃破し決勝に進出。

「小さくても勝てる」を実践し、世界を驚かせた。

旋風を巻き起こしたのは、4年前の監督就任時から「金メダルを目指します」と言い続けたトム・ホーバス。オリンピックの試合中には「頭使って! 」「ボール強く持って! 」「自分を信じて! 」と、力強い日本語で情熱的に声をかけ選手を鼓舞し続けて結果を出した。

選手を突き動かしたのは、「シンプル」な言葉と、「ロジカル」な戦術と、圧倒的な「パッション」。

バスケに関わる人間や男女にかかわらず、人・組織(チーム)を動かし、結果を出すための、本質のとらえ方、思考法を伝授する。

著者について
1967年1月31日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。203cm。5歳のときにバスケットボールを始める。ワイドフィールド・ハイ・スクール、ペンシルベニア州立大学卒業。大学卒業後、ポルトガルリーグのスポルティングを経て、1990年に日本リーグのトヨタ自動車ペイサーズ(現:アルバルク東京)に入団。5度の得点王や、2年連続の3ポイント王を獲得。1994年にはNBAのアトランタ・ホークスに所属し、2試合に出場した。その後、日本リーグに復帰し、2000年に引退。以後、一般企業を経て、日本のバスケ界発展のために力を尽くす。2017年には女子日本代表ヘッドコーチに就任。東京2020オリンピックバスケットボール女子日本代表ヘッドコーチとして、日本史上初のオリンピック銀メダル獲得に導いた。現在は男子日本代表ヘッドコーチとして活躍。

「オリンピック後、テレビに出まくっていて陽気なおじさんといったイメージが強かったが、やはり世界で結果を出す人のマインドは違います。

欧米の効率的な思考と、日本人が昔からもつ礼節や勤勉さを大切にする思考をハイブリッドすることで、日本女子バスケを世界2位に導いた監督の言葉はそのひとつひとつにしっかり重心が乗った強いものばかり。テレビでこすらまくった「なにやっているんですかー!」的な口癖のようなキャッチーさはないが、ビジネスシーンでも役立ちそうな内容が多く、ためになった。

作中で何度も繰り返し印象的だったのが、「信じる」ことの大切さ。
自信を持ち続け、自分を信じることの大切さが伝わりました。」


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