大学で学ぶべき4つのことを熱く語る。
「有名大学だから」「偏差値が高いから」「親や先生が勧めるから」という理由で大学や学部を選んではいけない。
これまで1万2千人以上を採用してきた日本電産のトップである著者は警鐘を鳴らす。
そうした理由で大学や学部を選ぶと、大学に入ってもやる気が起きずに何も学ばずに卒業、深く考えずに企業を選び、入社後は五月病になりかねないという。
では、大学をどう選べばよいのか。大学に入る前に、自分が就きたい職業や、やりたい仕事を見極め、その夢に合致する学部、大学を選べばよい。
夢や目標が見つからない人にはその見つけ方も、著者が伝授する。
また、大学では何を学べばいいのかについても詳しく解説。
専攻分野に磨きをかけることに加えて、英語力、雑談力、ディベート力を身につける必要があると述べる。
もちろん、身につけ方のヒントも掲載。
大学選びから大学での学び、友達づくり、仕事についての考え方、社会に出てから伸びる人材についてまで、充実した大学生活を送るアドバイスを多数収録。
受験を控える高校生はもちろん、大学に入ったばかりの一年生から就活生、将来を考える中学生にも役立つ1冊です。
お仕事の紹介です。
日本電産会長・永守重信さんの著書『大学で何を学ぶか』(小学館新書)のカバーイラストを描かせていただきました。
デザインはアルビレオさんです!希望に満ちた印象を目指して制作させていただきました?? pic.twitter.com/8QZzXZDdgc
— 花野|Kano Nakajima (@KanoNakajima) October 2, 2022
「流石に大経営者の主張でもあり、説得力が違う。が、しかし、こうも思う。最高学府をそのような位置づけにしてしまった政治は勿論ではあるが、財界・産業界も、今日の状況を作り上げた大きな要因ではないのか?「有名大学だから」「偏差値が高いから」「親や先生が勧めるから」という理由で大学を選ぶ高校生が、いったいどれだけいるだろうか?少なくともバブル世代に比べて圧倒的に少ないように思う。
「大学を出ないと、就職に響く」という現実から、50%以上もの進学率となり、学生が玉石混交であることは否めない。が、それも先達の作り上げた仕組みであることを忘れてはならない。また、将来が不安な状況下で、永守氏のように大企業のトップに君臨する若者には、この「訓示」は響くかもしれないが、どうも現在の日本電産の後継者育成の事情をみていると、諸手を上げて多くの若者に!とはいいづらい面がある。
そんなことを無視すれば、功成し名遂げた偉人のエールとして響くことがあるだろう。」
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