65歳になったら書いておく エンディング・ラブレター 市川弘美 (著) すばる舎 (2022/12/12) 1,540円

エンディング・ラブレターは、人生の最期に備えてあなたの大切な人に遺す手紙です。

人生をともに歩んできた人たち……妻や夫、子供、親や兄弟、孫、そして友人たちに向けて、最期のメッセージを送ります。

パートナーと出会った日、結婚を決意した瞬間、子供の誕生と成長を喜んだ日々、困難を一緒に乗り越えた記憶……これら一つひとつの思い出を〝感謝〟という視点で眺めてみてください。

人は誰かに助けられて生きていくものです。

独立独歩の人もいますが、やはり「感謝」の気持ちを忘れないようにしたい。

自分の人生が、助け合いながら、幸運に包まれた日々だった事実に気づくことができれば、それだけでもエンディング・ラブレターを書く意義があると思います。

また、エンディング・ラブレターは、自分が死んだ後も大切な人を守ってくれます。

エンディング・ノートと一緒に遺すことで、相続問題の解決に貢献するのです。

エンディング・ノートには、「自分の財産」「家族(親族)」「友人や知人」「医療・介護」「葬儀・お墓」「相続・遺言」等、カテゴリーごとに、自分の希望や意思を自由に書くことができます。

自分の人生を振り返る上で、とてもいい機会になりますが、その最後に、エンディング・ラブレターを添えるのです。

エンディング・ラブレターが、相続問題をすべて解決してくれるわけではありませんが、「自分の死後も、お互いに支え合って、幸せになってほしい」という切なる願いは、遺された者たちの心を必ず動かします。

円滑な相続を実現する上で、エンディング・ラブレターが果たす役割はとても大きいのです。

本書で提唱する「エンディング・ラブレター」。

それは、大切な人とともに過去を振り返り、現在のお互いの関係をより良くしてくれます。

そして、自分が死んだ後の未来にも、大切な人の心に残り、彼らを守ってくれるのです。

【本書の内容】
年齢を重ね、人生の節目を迎えたときや、人生の最期を意識しはじめとき。

あなたの大切な人に、感謝と愛を込めた「エンディング・ラブレター」を送ってみませんか。

人生を共に歩み、喜びや悲しみを分かち合ってきた人たちに、心からのメッセージを伝えてください。

きっと、手紙を受け取った方々は、喜び、感動するはずです。手紙をもらうのは、本当にうれしいことですから。

また、「エンディング・ラブレター」は終活、相続にも効力を発揮します。財産をどのように受け継いでほしいのか、あなたの思いを手紙にしたためましょう。

手紙を書き慣れていない方でもご安心ください。本書では、誰でも、すぐに手紙が書けるように、20ほどの文例を掲載して、文章構成の仕方、感謝の表現方法などを、具体的に、詳しく解説していきます。

【目次】
まえがき:「手紙」で伝える大きな意味合い
第1章:「思い」を手紙にして遺す意味とは?
第2章:そもそも、どんな「書き方」をすればいいの?
第3章:エンディングラブレター 文例集
第4章:夫婦は「お互い様」です
あとがき:エンディング・ラブレターを、世代を超えた愛情の架け橋に

「「エンディング・ラブレター」とは、人生の終わりに家族や友人など大切な方に残す手紙のこと。
終活として遺言書やエンディングノートを書く方は増えてきていますが、これらは事務的かつ無機的なものなので、そこに書けない「思い」を伝えるのがエンディング・ラブレターの役割です。
「なんでそんなものが必要なの?」「わざわざ手紙なんて書かなくても感謝していることは伝わっているはず」と考える方も多いと思いますが、この本を読めば手紙で残すことの意味や大切さが理解できます。
書く意義はわかった、でも書き方がわからないという人向けに、懇切丁寧に書き方や例文が記載されていて、誰でも書けるようになっています。まさに、いたれりつくせりと言った感じ。
エンディングラブレターによって遺言のトラブルをなくし、旅立つ人と残される人との間にいつまでもあたたかいつながりを…という筆者の思いが伝わってくる一冊です。」

「夫婦が互いに書き合えば、いい老後になると思う。いい本だ。
ちなみに、無二の親友に向けて書いてもいいのだ。
「エンディングラブレター」は自分へ向けてのメッセージでもあると思った。」


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