がん消滅の罠 完全寛解の謎 岩木一麻 (著) 宝島社 (2018/1/11)

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金三千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。

同様の保険支払いが四例立て続けに起きている。

不審に感じた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。

一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。

その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか?

いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか――。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作。

「癌研究が進むとこういうことも考えられる。面白い。保険屋さんに読むように勧めた。弱きを助け強きから金をむしるのは痛快だ。」

「テレビドラマを先に見てから読みましたが、少し内容が違っており、十分楽しめました。」

「医療ミステリーで、元々ややこしい内容であるものの、登場人物も少なく展開していたので読みやすかった。場面展開も緩やかで、少しずつ色んなことが分かるので非常に読者思いでした。」


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