グレーゾーンの歩き方 成沢真介 (著), 瀧靖之 (監修) 風鳴舎 (2022/10/11) 1,815円

発達障がい・グレーゾーンの世界を理解する本

発達障がいの人に起こる事象をだれもが身近に感じることができるよう、「本人目線」にこだわって表現。

気持ちや困りごとをまとめています。

そして、なぜそうなってしまうのか、理由についても丁寧に言及しました。

全部で10個の旅のストーリーで構成しています。

①エンジン吹かしっぱなしの過酷なレース=オイルサーキットグランプリ、
②オールマイティに注意を向けるのはムリ=好きなことだけカーニバル、
③時間感覚がわからない=時間のない公園、
④感覚情報がうまく処理されない=交通渋滞パニックの街、
⑤感覚過敏、鈍麻、不安=切り裂きジャックの潜む街角、
⑥怒りのマグマが爆発して溶岩が吹き出す活火山=やっちまった火山、
⑦空気は読むものじゃなくて吸うものだ!=ココロ研究所、
⑧私の不安は誰にもわからない=コダアリ地獄、
⑨プライド山脈と劣等感が同居する砂漠=ネガティブ砂漠、
⑩異性とつき合うのは大変だ=コンカツクライミング。

発達障がい・グレーゾーンの世界を、まるで旅をするかのように楽しみながら学べる本です。

「旅のガイド」では、対処の仕方、世間を渡っていくためのガイドマップを提示します。

巻頭には「特性 逆引き目次」があり、機能障がいの解説ページにとんでそこから読み進めることもできます。

機能障がいのページには「関連項目」もつけていますので、関連するほかの機能障がいのページに読み進むことも可能。

発達障がい・グレーゾーンにいる旅人と、その周りの方が、少しでも楽に、生きやすい日々を送ることができますようにと、本書は作られました。


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