2021年5月に逝去した藤田博士が自ら振り返る、涙と爆笑の研究人生。
著者は、腸内細菌研究・感染症・免疫学の第一人者として、その生涯を全うしました。
博士が亡くなる直前、80歳の節目として自ら波乱の研究人生を振り返った名エッセイ。
寄生虫が感染症予防に役立っていることを証明するため自らの腸内でサナダムシを「飼育」し、名前までつけて育てた愛すべき「変人先生」の、破天荒人生と、最後に残した人生訓と名言
#おすすめの科学本 VoI.12
藤田紘一郎「人の研究を笑うな」人生は人それぞれ、誰に何と言われようとも自分の道を信じ、寄生虫を研究し続けた先生が生前に書き残した1冊。「あるがままに生き、わがままなことはしない」先生の紆余曲折な人生からはたくさんのことが学べます。 pic.twitter.com/IPuD2GLps7
— ScienceTalks(サイエンストークス) (@ScienceTalks_JP) December 23, 2021
内容紹介)
- 人も寄生虫も、どこかで誰かの役に立っている
- 「ボットン便所」と「オツリ」と「肥溜め」と
- 大昔から共生関係にある寄生虫や細菌はコワくない
- 微生物がウヨウヨいる川はきれいで、雑菌のいない場所はキタナイ
- バカだからこそできる研究はたくさんある
- ツナ缶1つで原始的生活に秩序は壊れてしまう
- 外でたくさん遊び回った子ほど心も免疫力もたくましくなる
- 人も寄生虫も「地球のパラサイト」にすぎない
- 私たちの免疫力は土の中の細菌によって高められている
- 人を見て、心を見るのが医者だ
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