父滅の刃 消えた父親はどこへ アニメ 映画の心理分析 樺沢紫苑 (著) みらいパブリッシング (2020/8/1)

大ヒット作『鬼滅の刃』をいち早く評論!

近年ヒットしたアニメや映画では父親が消滅している。

行方知れず、存在感なし、あるいは最初からいない……。

なぜこれほどまでに父親がいなくなったのか。

人の精神を映す社会にいま何が起きているのか。

「父性」に着目し、見えてきた現状と回復への答えとは。

長大な時間と考察を費やした大作がついに完結。

父親の消滅を目前にした今、樺沢紫苑が世界に問う父性復興の書。

現代の“生きにくさ”の原因はなにか。その謎を解く。

【内容紹介】
入院患者第1号だったA君の診療で父親との関係性に着目し、それを起点に日々の診察で「父親」を意識するようになった著者。

父親との関係性はどうなのか。 父性不在に陥っていないか。

そして多くの映画を鑑賞する中において、「父親探し」がテーマの作品が多いことに気づく。

アニメ・映画における父親像の変遷と消滅への道を分析しながら、現代における「父親探し」「父性回復」を分析。

「父性」に着目し、横断的に鑑賞したアニメ・映画の論考は鋭く、アイデアも豊富で他の追随を許さない面白さ。

一人ひとりの日本人、あるいはリーダーに対して、この時代を生きていくヒントを投げかける。

本書自体もエンターテインメントとして楽しめる画期的な一冊。

「アウトプット大全、インプット大全でこの著者のことを知り、
Amazon得意の「あなたへのおススメ」に表示され、軽い気持ちで購入しました。
鬼滅の刃やエヴァンゲリオンは年代違いということもあってよく知りませんが、
著者の主張は大賛成。
というか、現代のいたるところで「父性軽視」が行われている事実を知り、いやはや驚きました。
言われてみると、日本はシングルマザー家庭の支援は手厚く、シングルファーザー家庭への支援はほとんど無いに等しいと聞いたことがありますし、
最近話題になっていた離婚後共同親権も、やはり子供の成長には必要でしょう。
海外では両親が子育てするのは当たり前なんですけどね、日本はどこかおかしいですね。
父性・母性の議論は古くからあったものの、近年は落ち着いてしまっていますが、いかに父性が大切かを再認識しました。
それにしても、現代はどうしてこんなにも父性軽視になってしまったのか、本当に不思議でなりません。」

「でも、映画情報が満載で沢山見れました。アマゾンプライムでみたら、課金でしたのでちょっとずこっという感じです。父性のところがよみたかったのですが、まだ読めていません。この本は短期間で仕上げられたようですが、内容は濃いのではあないのでないか思いました。それで、星は3つです。」


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