ルポ歌舞伎町 國友公司 (著) 彩図社 (2023/2/28) 1,540円

「眠らない街」「東洋一の歓楽街」と呼ばれた歌舞伎町は、時代の波に呑まれ、今や何の変哲もない歓楽街へと成り下がった──それは本当だろうか。

前作『ルポ西成』でドヤ街暮らしを送った著者は、2019年に歌舞伎町のヤクザマンションへと居を移し、現代に残る歌舞伎町の魅力を探すべく街に入り浸った。

そこで出会ったのは、得体の知れない、そして味わい深い人間たちである。

輝くネオンの裏に底知れぬ闇を抱えたこの街で、彼らはどのように生きているのだろうか。

歌舞伎町のディープな魅力と暗部に迫った潜入ルポ。

「実は歌舞伎町が中国人マフィアに支配されているとか、その日その日を精一杯生き抜く歌舞伎町の黒人とか、そういうことから日本の実相が見えてくる。ストーカーを取り締まることを生業としている男の話は特に面白かった。綺麗事じゃ語れないね。」

「ドヤ街、路上生活もレポは緊迫感や臨場感があったけど、こちらは自身の体験談より伝聞レポ。別に歌舞伎町に数年住むほどの事じゃないと思うしまがりにも住んでいたのならもっと綿密なレポが出来るんじゃないかなと。同じ歌舞伎在住のライターなら、仙頭さんの方が断然興味深い。」

「目まぐるしく変化する歌舞伎町のような町は、何十年もかけて観察し続けると面白いのかもしれない。これから日本はもっと貧乏な国になっていくだろうから、20年後はどのようになっているか見ものである。この著者による、20年後に書かれた歌舞伎町の本を是非また読みたい。」


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