カケラ 湊かなえ (著) 集英社 (2023/1/20) 726円

美容クリニックに勤める医師の橘久乃は、久しぶりに訪ねてきた幼なじみから「やせたい」という相談を受ける。

カウンセリングをしていると、小学校時代の同級生・横網八重子の思い出話になった。

幼なじみいわく、八重子には娘がいて、その娘は、高校二年から徐々に学校に行かなくなり、卒業後、ドーナツがばらまかれた部屋で亡くなっているのが見つかったという。

母が揚げるドーナツが大好物で、それが激太りの原因とも言われていた。

もともと明るく運動神経もよかったというその少女は、なぜ死を選んだのか――?

「美容整形」をテーマに、外見にまつわる固定観念や、人の幸せのありかを見つめる、心理ミステリー長編。

「1人1人のインタビューから成り立っている湊かなえではよくありそうな手法ですがそれを差し引いても面白かったです。

「一気に読み進めました。映像化が想像出来る作品です。」

「湊さんらしい、一方的な語りで物語は進んでいくが、最後は何か中途半端な終わり方で、イマイチ分かりませんでした。私の読解力不足なんでしょうね。」


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