希望病棟 垣谷美雨(著) 小学館 (2020/11/6)

神田川病院に赴任したばかりの女医・黒田摩周湖は、二人の末期癌の女性患者をみている。

先輩のルミ子に促され、摩周湖が病院の中庭で拾った聴診器を使ってみると、患者たちの“心の声”が聞こえてきて…。

母親に捨てられ、児童養護施設で育った桜子は、大人を信じていない。

代議士の妻の貴子は、過去に子供を捨てたことがあるらしい。

摩周湖の勧めで治験を受けた桜子と貴子は快方に向かい、自分の人生を生き直すことに。

大学に進学するお金がなく進路に悩む桜子、選挙にしか関心のない夫と姑を嫌悪する貴子。

孤独と生きづらさを抱えてきた二人は、どのような道を歩み始めるのか――

共感の嵐を呼んだヒューマン・ドラマ『後悔病棟』に続く感動の長編!!

『きらら』連載作品を、いきなり文庫化!

「もしも人生をやり直せたなら、もっと間違いを犯せばよかった。

従順な良妻なんかじゃなくて、後ろ指を指されるような人生でも全然かまわなかった」

「この世の中はロクなもんじゃない。ロクな大人はいない。頼れるのは自分だけだ」

聴診器を通して聞こえてくる貴子と桜子の本音が心に刺さる、全世代共感必至の小説です。


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