コロナでも、ただでは起きない。
2020年9月。いち早く、観客を入れてライブをおこなったさだまさし。
コロナ禍に「大切な人をなくしたくないんだ」と歌ったミュージシャンの、思いと行動の感動の記録。
大好きだから、会わないでおこう。
気持ちとは真逆の行動が求められることになってしまった、コロナ禍の日常。
さだまさしは、緊急事態宣言が発出された夜に、「緊急事態宣言の夜に」という歌を発表。
「お前のおふくろ死なせたくないんだ 大切な人をなくしたくないんだ」というメッセージを伝えた。
さだまさし『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』(幻冬舎)。東日本大震災の時に「いざとなったら音楽家は無力だ」と思い悩んでいたさださんが10年かけて《風に立つライオン基金》に辿り着いて、日本中を奔走している姿はまさに賢治の《雨ニモマケズ》だ。ただただ頭が下がる。#読了 pic.twitter.com/Wu2uU5DkFh
— さざんかQ (@sazankaQ) February 28, 2021
2020年、デビュー以来こんなに長期間ライブをしなかったことはなかった、というさだまさしがミュージシャンとしてどのような思いで活動してきたか、また、自身が設立した「風に立つライオン基金」が試行錯誤の中おこなってきた、医療機関、福祉機関などへの様々な支援の様子を綴る。
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