LISTEN 知性豊かで創造力がある人になれる ケイト・マーフィ(著)、篠田真貴子(監訳)、松丸さとみ(翻訳) 日経BP (2021/8/5) 2,420円

自分の視野を超えた知識が持て、一生の友人をつくり、孤独ではなくなる、ただひとつの方法

・つまらないギャグを言う人は、大抵人の話を聞いていない
・友情を深めるいちばんの方法は、「いつもの会話」
・みんな「自分には先入観がない」と思いがち
・つじつまが合わない会話をそのままにしておくとだまされる
・なぜあの人は「空気が読めない」のか
・「自分とは違う」グループに、人は「恐怖」を抱いている
・「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない
・「だれかの悪いうわさ」を聞くと、自己肯定感があがる
・その人の話を聴くと苦しくなる人は有害な人

本当に優秀な人は聞く能力が異様に高い

「自分の話をしっかり聞いてもらえた」体験を思い出してみてください。それはいつでしたか? 聞いてくれた人は誰だったでしょうか? 意外に少ないのではないかと思います。

他人の話は、「面倒で退屈なもの」です。どうでもいい話をする人や、たくさんしゃべる人などいますよね。

考えただけでも面倒です。

その点、スマホで見られるSNSや情報は、どれだけ時間をかけるか自分で決められるし、面白くないものや嫌なものは、無視や削除ができます。

しかし、それがどれほど大事でしょうか。

話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきます。

また、他人の考え方や見方を、丸ごと定着させもします。話をじっくり聞ける人間はもちろん信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育みます。

「自分の話をしっかり聞いてくれた」ら、自分の中でも思いもよらなかった考えが出てくるかもしれません。

どんな会話も、我慢という技術は必要です。

しかし、それを知っておくだけで、人生は驚くほど実り豊かになります。

「様々なミーティングなどでは、話をしなければそこに参加をしている価値がないようなことを言われますが、何を次に話しようか、返そうかと考えていると逆に話しの内容をきちんと覚えていないことがあります。きちんと聞くことで自分の感情も豊かになる。試してみたいと思いました。」

「どんどん読み進めたくなります。読みやすい文字の大きさ。読めば読むほどに、大切に思える人が自分の話に耳を傾けてくれていたことに気づきます。大切な人の話を好奇心をもって聴いていた自分に気付きます。人の話を聴きたいと強く思える内容です。買ってよかった~。」

「届いた時は、本の厚さに読み始めることにちょっと躊躇しましたが、introductionを読んだだけでワクワク感が生まれ、すぐに、chapter1を読み始め、面白くてたまらなくなりました。もともと「聴く」ことに興味があり学びたいと思っていたので、これまでも心理学系の「聴き方」をテーマした本をたくさん読んできましたが、この本が一番面白くて、書かれている内容がとてもスムースに頭と心に吸収されている感覚です。まだ、読み終えていませんが、今から、何度でも読み返したいと思っています。」


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