息子のボーイフレンド 秋吉理香子 (著) U-NEXT (2021/3/31) 1,650円

専業主婦の杉山莉緒(りお)(40)は、高校2年生の一人息子・聖将(きよまさ)からのカミングアウトをファミレスで聞き、衝撃を受けた。

交際相手を自宅のランチに招いたところ、20歳で一流大学2年生の藤本雄哉(ゆうや)は非の打ち所がない好青年。

母親を早くに亡くし、家事は勿論、祖母の介護までしている苦学生で、何より聖将に勝るとも劣らないイケメンだった。

ひとまず二人の交際を認めた莉緒だったが、夫・稲男(いねお)(45)にはなかなか切り出せない……。

聖将&雄哉、盛夏の熱い恋の行方やいかに? 家族の絆があったかくしみる群像劇!

著者について
兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ロヨラ・メリーマウント大学院で映画・TV製作の修士号を取得。2008年、短編「雪の花」で第3回「Yahoo!JAPAN文学賞」を受賞。翌年、同作を含む短編集『雪の花』で作家デビューを果たした。ダークミステリー『暗黒女子』は話題となり、映画化もされた。他の作品に『絶対正義』『サイレンス』『ジゼル』『眠れる美女』『婚活中毒』『灼熱』などがある。

「息子とボーイフレンド、息子の両親と母親の親友、各々の視点で描かれた5章から成る物語です。
各章の主観人物の心情が豊かに描かれており、読み味が心地よく一気に読み進めまします。
テンポを崩さないためでしょう、比較的文章量が少ないため消化不良な点やもう少し細かな心理描写があれば更に良いと思いました。
物語の終盤ではどうなることかとはらはらしました。
息子とボーイフレンドの関係も然ることながら、関わる登場人物たちの「これから」が気になる作品です。
ぜひとも続編を希望します。」

「ラジオで紹介されていたのがきっかけで読んでみました。普段は本をあまり読まない自分ですが、この作品はサクサク読めて、一気に読み終えてしまいました。息子にボーイフレンドができたことに対して、各章ごとに異なる人物の思いが描かれていて、結末へと?がっていました。結末には感動してしまいました。」

「同性愛ということに関して、色々な人の立場や視線がある。それでも、当人達の迷いや生き方を通して、同性愛に関する悩みへひとつの答えをもらえる。」


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