永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。
ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。
さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。
だが封印された“過去”に行ったため……。
思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。
吉川英治文学新人賞に輝く名作。
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「ストーリーの視点と同様に 使われる修飾語句とそれを受けるみごとな名詞や動詞の豊富さに 心臓を射抜かれます。
読者は自分でも気づかないうちに 心の奥に眠るさまざまな感慨を呼び起こされ 揺り動かされるのです。
そして読後すぐ また別の物語に出逢いたいと切望します。」「夢を見て起きたら涙していたような物語。浅田次郎さんの本は大好きでここ数年マイブームです。
中国の壮大な歴史物語から涙してしまうファンタジーのようなこちらの本など幅広く書かれていて、こちらはどのようなものか知らずに読み始めたので虚をつかれ不覚にも涙してしまいました。いい本だと思います。」「時空を越えたサスペンス、謎が疑問が解き放たれた時に待っていたものはあまりにも意外な感動の結末でした。親子の愛そして自分を考えさせられました。勿論泣きました。素晴らしい作品です。数年後には必ず読み返したくなる一冊ですね。」
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