泣きたいあなたへ。心ほぐれる“恋味”小説
自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く28歳の日向桐子は、人目に触れぬよう外では常にマスクと眼鏡を身につけて暮らしている。
「優しい料理」のサービスに力を入れる単身高齢者向けマンション『みぎわ荘』でも、桐子は職場の人間関係をうまく築くことができない。
もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、72歳の不良老人・匙田譲治だった。
小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされていく。
第1回「日本おいしい小説大賞」受賞作、待望の文庫化!
本日発売の『初恋食堂』第一回日本おいしい小説大賞をいただいた作品の文庫化です(単行本時タイトル『七度笑えば、恋の味』)
小さな居酒屋に集う愉快な人々が織りなす恋味小説。笑って泣けて最後にほっこり温まる、寒い時期にぴったりの物語になっていると思うので、どうぞよろしくお願いいたします pic.twitter.com/ZJ20yA7Jzx— 古矢永 塔子 (@tokokoyanaga) February 5, 2024
主人公の意外な素顔に、きっとあなたも騙される。
無骨だけど温かい、年上男性がつくるおいしそうな料理たちの描写が、傷つき疲れた心に心地よく沁みること間違いなし。
泣きたいあなたへ、この冬イチの温かさをお届けします。
吉本新喜劇女優で、著者の作品をデビュー当時から愛読してくださっている小寺真理さんから、推薦コメントが届きました!
「魅力的なイケ爺が作るごはんに惚れた主人公と私がここにいます」
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