日航123便 墜落の新事実 青山透子 (著) 河出書房新社 (2020/6/8) 880円

目撃証言から真相に迫る

墜落現場の特定と救助はなぜ遅れたのか。

目撃された戦闘機の追尾と赤い物体。

仲間を失った元客室乗務員が執念で解き明かす渾身のノンフィクション。ベストセラー、待望の文庫化。事故ではなく事件なのか?

日航機123便墜落事故原因に迫る新事実!

この事故は「事件」だったのか!?

『書いてはいけない──日本経済墜落の真相』で森永卓郎氏、激賞!

1985年8月12日。日航ジャンボ機123便は、なぜ御巣鷹の尾根に墜落しなければならなかったのか──。

「この出来事を風化させてはならない。」

真相究明に一石を投じる渾身のノンフィクション!

当時、生存者の一人である日航客室乗務員落合由美さんの同僚であった著者は、この「事故」に今なお疑問を抱き、数々の目撃者の証言をもとに真相に迫っていく。

前著からさらに探査の精度が深まり、頁をめくるごとに次々と新事実が明らかになっていく迫真の展開力で一気読み必至!

本書が追求する問題点
・公式記録にはないファントム二機の追尾が目撃されている。
・日航機に付着した赤い形状のものが目撃されたが、それは何か。
・地元群馬県上野村の小中学校の文集に寄せられた子どもたちの目撃証言。
・米軍機が墜落地点を連絡したにもかかわらず、なぜ現場の特定が遅れたのか。
・ジェット燃料の火災ではありえない遺体の完全炭化から考えられるある種の武器使用の疑い。
・事故原因はなぜ意図的に漏洩されたのか。
・圧力隔壁修理ミス原因説への疑問。

疑惑の証拠隠滅につながる数々の証言をもとに、今まで隠蔽されてきた問題が次々と明らかとなり、この事故が「事件」であった可能性が浮かび上がっていく。

【目次】
序章 あの日に何が見えたのか
・ 日航123便墜落事故に関する略年表

第一章一九八五年八月十二日の記録
1 スチュワーデスの視点から
2 政治家の視点から
・ 中曽根康弘総理大臣の場合
・ 山下徳夫運輸大臣の場合
3 日本航空の視点から

第二章新たに浮かび上がるあの日の証言
1 遺族となった吉備素子氏の体験と記憶
2 山下徳夫運輸大臣の記憶
3 目撃者たちの証言
・ ファントム二機と赤い物体の目撃者

第三章『小さな目は見た』というもう一つの記録
1 上野村小学校、中学校の文集が語る二百三十五名の目撃証言
2 横田基地への取材ノートから
3 ガソリンとタールの臭いが物語る炭化遺体と遺品
・ 検死に関わった医師たちの証言
・ 山口悠介検事正による異例の説明会
・ 上野村に眠る遺骨と尾根に残る残骸から見えてくるもの

第四章三十三回忌に見えてきた新たな事実 ?目撃証言からの検証~
1 事故原因を意図的に漏洩したのは米国政府という記事
・ ガソリンとタールの異臭について
・ 墜落現場不明という誤報とファントム二機の追尾
・ 人命救助よりも大切だったのは赤い物体か?
2 未来に向けて私たちができること

終章未来の目は見た
・ 事実関係時系列表

青山 透子
ノンフィクション作家。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程を修了、及び博士号取得。1985年、日本航空株式会社国際線客室乗務員時に、日航123便で殉職したグループに所属していた経験を持つ。退職後、日航関連会社にて教務を担当し、各種企業、官公庁、大学等の人材教育プログラムに携わる。その後、大学院等研究機関で、日航123便墜落に関連した35年間の資料、日本国および米国公文書を精査して調査を重ねる。

著書に『日航123便墜落 疑惑のはじまり――天空の星たちへ』『日航123便 墜落の新事実――目撃証言から真相に迫る』『日航123便墜落 遺物は真相を語る』『日航123便 墜落の波紋――そして法廷へ』『日航123便墜落――圧力隔壁説をくつがえす』(いずれも河出書房新社)がある。特に、『墜落の新事実』は10万部のベストセラーとなり、本屋大賞ノンフィクション部門の最終選考に残り大賞は逃したが、全国学校図書館協議会選定図書となった。現在、弁護士、研究者、有識者と共に立ち上げた『日航123便墜落の真相を明らかにする会(会長・ご遺族吉備素子氏)』の事務局も務めている。

「一気に読んでしまいました。恐ろしいことです。521人もの命をなんということを 訓練の的にしたんでしょうか。」

「事故のことはよく覚えています。
今まで事故調の事故原因に騙されていたのかもしれないと思うと、腹が立ちます。
なぜ、ボイスレコーダーの全部を公表しないのでしょうか。
なぜ、裁判も国に屈するのでしょうか。
520人も亡くなっているのに、なぜ裁判の報道を詳しくしないのでしょうか。
ご遺族の方々が真相を知りたいと思うのは当然だと思います。

最高裁で犠牲者の方々とご遺族の無念が晴れることを、願ってやみません。」

「この本は、その真偽に関わらず、可能性の話として皆が知っておくべきことだと思います。そして、そのような管理体制のもとで私たちは生活しているんだということを、肝に銘じるべきです。」


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