聯合艦隊「海軍の象徴」の実像 木村聡 (著) 中央公論新社 (2022/5/10) 1870円

誰もが知る「聯合艦隊」初の通史。

東郷平八郎や山本五十六ら聯合艦隊司令長官は、ともすると海軍大臣よりも一般に名の通った存在である。

では、聯合艦隊とはどのような「組織」で、どのような役割を果たしていたのか。

本書は、本来、戦時や演習時に必要に応じて編成される臨時の組織に過ぎなかった聯合艦隊が平時に常設されるようになり、海軍の象徴として政治的にも大きな存在となりながら、次第に戦争の現場に合致しない組織となっていく過程を、鍵となる司令長官の事例を軸に説き起こす。

著者について
木村聡
1993年茨城県生まれ。北海道大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科歴史地域文化学専攻博士課程修了。外務省外交史料館アジア歴史資料センター協力室非常勤職員、防衛大学校総合安全保障研究科後期課程特別研究員を経て、2022年4月より別府大学専任講師。


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