最後に語り伝えたいこと 大江健三郎との対話と長崎大学の講演 立花隆(著) 中央公論新社 (2021/8/6)

「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ! 」

知の巨人、立花隆氏の遺作

立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。

未収録の「肉声」を中心に編んだ。

【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。

【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。
あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!

「立花隆自身が書いた物ではないが、自分の書き込みがある記事、整理前の資料など、中身が濃い。通常、推敲を重ねた本を詠ませて貰うが、推敲前の資料をみると、生々しいのが実感できる。興味の深い本です。大江健三郎との対話など、非常に興味があります。」


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