「負け続けてもいい。自分の意思を持ち続けろ! 」
知の巨人、立花隆氏の遺作
立花隆が「どうしても最期に残しておきたい」と切望した遺作。
未収録の「肉声」を中心に編んだ。
【第一部】は、ヒロシマ、ナガサキ、アウシュビッツの恐怖をなんとしても若い世代に伝えたいと、2015年に長崎大学で行った講演「被爆者なき時代に向けて」などを収録した。
【第二部】は、ソ連が崩壊した1991年に、21世紀を見通そうと大江健三郎氏と行った対談を収録。
あれから30年が経過したが、二人の巨匠は、この先もますます深刻になるであろう環境汚染、人口問題、排外主義、格差拡大、核拡散など地球規模の危機をぴたり見通していた!
様々な分野への探究心尽きることなく生涯を閉じた立花隆の、戦争への言及と平和への希求を込めたメッセージが遺作として書籍化。思い入れの地 長崎での学生への講演、大江健三郎との対話から、故人の遺した意志を見る。
解説・保阪正康
『立花隆 最後に語り伝えたいこと』中央公論新社
#本日の注目本 pic.twitter.com/xjUl5tPCuX— ときわ書房志津ステーションビル店 (@tokiwashizu) August 16, 2021
「立花隆自身が書いた物ではないが、自分の書き込みがある記事、整理前の資料など、中身が濃い。通常、推敲を重ねた本を詠ませて貰うが、推敲前の資料をみると、生々しいのが実感できる。興味の深い本です。大江健三郎との対話など、非常に興味があります。」
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