沈黙のパレード 東野圭吾 (著) 文藝春秋 (2021/9/1) 891円

2022年公開 映画化決定!――福山雅治主演 湯川・内海・草薙がスクリーンに帰ってくる

2018年「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位

待望の文庫化!

シリーズ累計1400万部突破!

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。

だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された――

容疑者は女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!

ガリレオvs.善良な市民たち

“容疑者X”はひとりじゃない。

「東野圭吾はとても好きな作家で、ほとんどの作品を読んでいますが最近は作品によってクオリティに随分と落差があるように感じて、発売日の購入は見送ることも多くなっていました。
本作はガリレオシリーズということで、久々に発売日に購入しました。ネタバレになるので詳細は控えますが、これぞ東野圭吾というクオリティに仕上がっていると思います。スケールの大きなストーリーなので、おそらく映画化されるのではないかなと思いますが、真夏の方程式や容疑者Xの献身のように丁寧に映像化してほしいですね。
まだまだガリレオシリーズ続きそうですので、次回作も期待しています!」

「待望のガリレオ長編!ネタバレになるので詳細は記載しませんが、湯川は、アメリカから帰り、帝都大学の教授になっています。一番の違いは、湯川のキャラが、少し変化しています。また、一文に容疑者Xの献身について話しています。意外な展開に驚きますが、最後まで読まないとこの謎は説けない。
実に面白い(笑)」

「冒頭のツカミ(謎の導出)の部分がまずは素晴らしかったものの、読んでいて単なる倒錯推理小説かと思い、やや読むペースが落ちたが、ラストに待ち受けていた驚愕の真相で一気に寄り切られた感じ。謎解きと人情味を含む人間ドラマ、そして「ガリレオ」湯川たちの魅力などなど、今回も大いに堪能させてくれました。一点、並木沙織の人物造型が若干どうかなというところもあり、正確には星4.7くらいなのですが、まあ星5.0ということで(笑)。(トリビア=201頁に出てくるアエラモルトの「アードベッグ」(Ardbeg)ですが、「ガリレオ」(Galileo)という銘柄があります。)」


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