新章 神様のカルテ 夏川草介 (著) 小学館 (2020/12/8)

330万部のヒット作、大学病院編スタート

栗原一止は、夏目漱石を敬愛する内科医だ。

信州・松本平で「24時間、365日対応」を掲げる本庄病院から信濃大学医学部に入局し、早二年が過ぎた。

消火器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない。

そして「引きの栗原」は健在で、患者より医者の数が多いはずの大学病院で相変わらず多忙な日々を送っている。

第四内科第三班の実質的な班長を務めている一止は、正義感に燃える研修医たちに共感しながらもいさめ、矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであった。

しかし、治療行為も万策尽き、最後のひと時を夫と子供とともに自宅で過ごすことを希望する29才の末期膵癌患者をめぐり、局内の実権を握る准教授と衝突してしまう。

内科医・栗原一止を待ち受ける、新たな試練!

シリーズ330万部のベストセラー、大学病院編スタート!

本編に合わせ、特別編「Birthday」も収録。

【編集担当からのおすすめ情報】
福士蒼汰さん主演で
超大型スペシャルドラマ化!
(2時間×4話=8時間!)
テレビ東京系列にて
2021年1月クール放送予定!

「青年内科医・栗原一止が、巨大な組織の中で描きだす、
ささやかな“希望”を、多くの人に届けたいと思う」
–夏川草介

【編集担当からのおすすめ情報】

二度の映画化、二度の本屋大賞ノミネートを経て、一止とハルさんの物語は原点へ。

日本中を温かい心に包み込んだ大ベストセラー、最新作!

「数年前まで某大学病院医局に所属してました。この本で描かれているような「大学でしか治療できない患者」もいたし、「ベッドが限られているから退院させよ」という上司からの要求とかも経験しました。作者が現役医師だからでしょうが、とてもリアルに読めました。在宅に戻すためのカンファレンスでケアマネとか訪問看護師さんとうまくいかないこともありましたし、利休さんみたいに暴言吐いてしまったこともあります。長々書きましたが、要するに「医師でもぐっとくる内容です」ということです。小説としてみると、ストーリー展開といい、キャラクターの多彩さといい、このシリーズで一番の出来だと思います。」

「大好きな「神様のカルテ」が新聞Book ランキングで新章!とありびっくりした
続編がとうとう出版されたのをそこで知り大ファン即注文し、届いた表紙の今回のイラストを観てびっくり
そして読み始めた栗原一止にびっくり、ファンならずとも「神様のカルテ」は是非読んで欲しいと心から思う。
私の心の中には医師であり人間であり妻と娘を愛する栗原先生はしっかり生きています!夏川先生感謝致します。

追記 夏川草介先生は栗原一止を通し今の医療現場の働く現実の過酷さを以前から思っていたんですが
話題になってる今だからこそシリーズを愛読していた者として栗原一止に家族と過ごす時間・研究時間・給料を
そう現実に医療現場で働く方々にしっかりと安心して働ける環境を実現して欲しいと心から想い願います。」

「待っていた一止先生は、2歳の小春ちゃんがいて、大学病院で働いていた。
ラストは読み切るまで本を閉じることが出来ず、相変わらず読者の心を掴んで離さない。
白い巨塔でのあがきは、組織の中にいるものなら誰でもが共感せずにはいられない理不尽も表わし、そこでいかにして生きるか、という問いは青臭いようでもあり、忘れてはいけないことも伝えている。
新章からのシリーズを期待したい。」


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