ストレスの9割は「脳の錯覚」 和田秀樹(著) 青春出版社 (2021/6/2)

「将来どうなるんだろう…」「わたし、嫌われているのかな…」「ネットでこんなに怖い情報流れてた…」。

私たちは、なぜ、不安な気持ちに支配されてしまうのでしょうか。

じつはその原因のほとんどは、「脳の錯覚」のせいかもしれません。

“思い込みのワナ”から自由になり、ストレスから解放される方法を、臨床心理学のプロが紹介します。

「既存情報は脳への刷り込みが多く私達日本人には「疑う力」が欠けているそうです。私は子供の頃から割と人と違った生き方をしてきたけれど、大人からは「それは自分勝手だ」とか「常識を知らない」などと批判されてきました。そのために肩身の狭い思いをしてきましたが一般的に良い子と言われる子は批判が怖くて大人の言う通りに生きてきたフシがあるのではないでしょうか。
コロナ禍になり、既存常識が覆され行動パターンが180度変わった今「~~であるべき」という考えはそろそろやめませんか。」

「ストレスと無縁に生きることはできないけど、何とか上手く楽しく付き合っていきたいと思う人にお薦めの本です。前半ではコロナ報道や高齢ドライバーなど最近のトピックスを例示して、本当にそうなの?刷り込みじゃない?と考えさせてくれながら、中盤では心理学のエッセンスを、後半では脳の錯覚から自由になるにはどうしたらいいかという具体的なヒントがたくさん盛り込まれています。とはいえ『「これ合わないな」と思ったら、そこで我慢せず、次を試すこと。」と書かれているように気楽に取り組めるようになっています。最も印象に残ったのは『ドラえもんを困らせる、のび太くんのような発想力が大事になってくる』という一文。のび太くんが問題児でなくなる時代ってわくわくしますよね。和田秀樹先生らしい、自由で優しい、ちょっと勇気のもらえる本かなと思いました。」


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