対極 鬼田竜次 (著) 小学館 (2024/1/6) 803円

第二回警察小説選考会を騒然とさせた問題作

警視庁には二つの特殊部隊が存在する。

SATとSIT、指揮系統こそ違うものの、現場を同じくすることも多い。

高校時代に腕試しで警察学校に殴り込んだ過去を持つ中田数彦は、合法的に暴れるためにSATに志願した。

一方の谷垣浩平は異例の抜擢を経てSIT係長になった。

悪童とエリート。生い立ちも信条もまるで異なる二人が衝突を繰り返しながら「厚生労働省解体」をす要求る謎のテロ集団と対峙する。

彼らを捜査するうち、日本の医療制度の歪みが明らかになっていく――

第二回警察小説選考会の場を騒然とさせた問題作。

解説は、同賞選考委員にして、『教場』著者である作家・長岡弘樹氏。

巻末に収録した解説では、作家・長岡弘樹氏が聞き手となって、本書主人公の中田に突撃インタビューを敢行。

『教場』著者が、「教場破り」を試みた悪童を丸裸にします。

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