多喜男くん 「弱み」を「強み」に変え、私は私以上になれた。 牛くぼたきお (著), 牛くぼちゆき (イラスト) 講談社エディトリアル (2022/4/19) 1,100円

弱視・小太り・運動オンチ、19歳で失明したできないだらけの僕がパラリンピック金メダル、世界選手権金メダル、市議会議員を5期20年務め、埼玉県民栄誉賞、旭日双光賞を叙勲された「理由(ワケ)」とは!?

厳しくも温かい母親の愛と家族の絆に包まれた多喜男くんのノンフィクション・コミックストーリー。

著者について
【牛窪 多喜男】
1950年生まれ。19歳で視力を失う。
パラリンピック日本選手団柔道代表として、1988年のソウル柔道78kg級で金、1992年バルセロナ柔道78kg級で胴、1996年のアトランタ柔道71kg級で金メダルを獲得。ほか世界大会では1989年のマンチェスター世界選手権78kg級で優勝、最優秀選手賞受賞を皮切りに、各大会で圧倒的な成績を収める。
日本人初のIBSA(インターナショナル・ブラインド・スポーツ・アソシエーション)の柔道委員会委員、講道館柔道七段。栄誉川越市民、栄誉埼玉県民。2021年春の叙勲で旭日双光賞。
現在は経営していた鍼灸接骨院の院長に復帰し勤める傍ら、自身で興した世界初のバリアフリー道場の館長として後進の指導に当たる。道場生はアテネ、リオのパラリンピックで銀メダルを獲得するなど世界で活躍中。

【牛窪 千幸】
多喜男くんの長女。イラストレーター。

生きる希望が湧いてくる
4年生以上の漢字にはフリガナがふってあり、3ページほど読むと漫画がある、普段本を読み慣れていない子供や大人まで楽しむことができる。
生きることへの希望を必要としている人
自分なりの幸せを必要としている人に
届いて欲しいと思って作ってあるのがよくわかる。
私はこの本を読んで
「自分に胸を張れる生き方をしたい」と思った。」

パラリンピック3大会で優勝2回、3位1回は素晴らしいです。
視覚障害者になってもくじけずに目標をもって前を向いて生きていく姿勢に感動しました。
また、健常者と柔道の試合をしたりランニングをしたり尋常じゃない精神力だと思います。
家族、知人で怪我や病気になり目標を見失ってしまうような事がおきたら薦めさせて頂きます。」

パラリンピックを語る前に是非読んでもらいたい!
パラリンピック王者として柔道界では有名な牛久保先生ですが、この本では数々の栄光到る過程での様々な苦労や裏話を、大変読みやすく、さらには、ほがらかな挿絵が彩りを与え、読者を惹き込ませてくれます。
私は購入から2時間で読破出来ました。
そして、初めての「世界視覚障害柔道大会亅に、金銭面、介添え者なし、で参加せざる得なかったエピソードは、パラリンピックを、語る際、多くの人々に是非とも考えていただきたいエピソードだと思いました。
柔道を愛する方、パラスポーツに興味関心のある方、郷土川越を愛する方に、是非ともおすすめの一冊です。  」


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