累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズに登場する“加納&玉村”コンビが、お遍路道中で難事件を解決!
休暇を利用して八十八ヵ所を巡拝する四国遍路に出た玉村警部補。
しかし、なぜか同行してきた警察庁の加納警視正と、行く先々で出くわす不可解な事件に振り回され……。
珠玉のミステリー4編を収録。待望の文庫化!
「玉村警部補の巡礼」海堂尊作
好き過ぎて持ち歩いてる本。玉村の有給四国遍路に無理くり着いていく加納はもはや恐怖。事件と遍路の為に管轄外の玉村を永遠に連れ回す加納、振り回されてるタフな忠犬な玉村…このコンビの良さが詰まった1冊です。
オッサン2人の四国旅行可愛い。続編待ってます。— 近松 (@260sukiya) January 15, 2021
「4本の短編は、小気味の良いテンポで進み事件を解決してゆく。加納と玉村のデコボココンビの温泉ミステリーというだけで笑えるのだが、四国遍路という実体に対する虚構のブレンドが絶妙である。宗教という禁忌領域でこれをやるのが、海堂ワールドの真骨頂。ちなみに、わが家は真言宗であるが、最後に単行本書き下ろしの高野山エピソードがある。金剛峯寺や奥ノ院のユーモアのある描写は珠玉の出来映え。好奇心と笑いとで、最後まで楽しく読むことができた。」
「玉村さんと加納さんの掛け合いが楽しいのと、四国のお遍路の事情にちょっぴり?詳しくなれた気がする一冊です。事件についてはあまりにもご都合主義というかなんというか。これはスピンオフ、エンタメとして楽しく読むに限ります。」
「加納ってこんなに可愛い感じだっけ?玉村に「ねー。ねー!ねえぇえ!一緒に遊ぼうよー!」ってじゃれてるみたいで、掛け合いが楽しい。「放置と風情は紙一重」「肉筆で直筆のパフォーマンス」みたいな身もふたもない言いっ節が愉快。栗田の仕事好きだった。から、栗田に関しては多少物足りない。またどっかで出てくるのを楽しみにします」
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