俗に加齢臭と呼ばれるように、歳をとっていくとどうしても体のニオイというのが気になります。
まずは、加齢によってニオイが強くなる原因を考察してみます。
肌の水分量というのは生まれたての赤ちゃんがピークでゆっくりと水分量は加齢とともに減少していきます。
それでも、20歳前後くらいまでは、肌の水分量は人生の中でもまだまだピークと言ってもいい状態です。
これが40代を過ぎるくらいになると、半分くらいにまで低下してしまうのです。
肌の水分が失われると体にどのような影響が出るのかというと、皮脂の分泌が大きく関わってくるのです。
皮脂は肌が乾燥すると、たくさん分泌して肌を守ろうとします。
加齢とともに肌から水分が失われ、それを補うために皮脂が過剰に分泌されるようになるのです。
ある日突然このようなことが起こることはないのですが、徐々にそれが体の中で進行していきます。
気がついたときは、突然起こったように思ってしまうわけです。
肌の保湿をよく聞くことがあると思うのですが、それにはこのような理由があります。
さらに、加齢とともにホルモンバランスが乱れることもわかっています。
女性の更年期障害、男性にも更年期障害があるので、性別に関係なくホルモンバランスが乱れます。
それがそのまま、皮脂の過剰分泌を呼ぶという悪循環になってしまうのです。
適度な脂性はいいのですが、頭皮のてかりは避けたいもの…そのときはシャンプーもしっかりしたものを選びましょう。