一般的に言われているのが、外国人は体臭がきついということです。
しかし、これは人によるとしか言いようがありません。
ワキの臭いの原因となるのは汗腺の中でもアポクリン腺がたくさんあるからです。
このアポクリン腺は高タンパクの成分です。ですから、肉や乳製品をたくさん摂取すると臭うとされています。
肉を好んで食べる欧米人は、だから体臭がきつい、というのもあながちウソではありません。
しかし、そうとばかり決めつけるのも早計です。
日本人は欧米人と比較して、体臭がそれほどきつくないとされてきました。
その一因として考えられるのが、入浴です。日本人の入浴好きは世界でも知られています。
欧米では毎日入る習慣がないということですから、体臭がきつそうです。
しかし、それも気候風土によることもあるようで、日本は湿度が高いので、汗をかきやすいのです。
そのため、毎日入らないとそれこそ体臭がきつくなってしまうことでしょう。
反対に欧米は乾燥した気候ですから、それほどお風呂に入る習慣がなくても大丈夫ということでしょう。
それと、食習慣も欧米並みになって久しいです。食べる量は違うかもしれません。
高タンパク高カロリーになっていますから、日本人の体臭もきつくなっている可能性はあります。